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＿＿＿…
｢…まだ居らっしゃるの？｣
あれから一時間目の授業終わっても､蘭と竜胆は帰る事なく居座っていた｡授業中は寝るか携帯を触るかだったが｡
隣の席に座り蘭はじっとこっちを､竜胆は真剣に携帯を見ている｡てっきり､さっさと帰るかと思っていたから驚いた｡
蘭｢いや､ホントにオマエ顔整ってんなって思ってよ｣
｢は？｣
竜胆｢え？｣
真顔でそんな事を言われて思わず素の声が出てしまう｡
確かに､一般的に見て容姿は優れている方に入るという自覚はある｡毎月…いや､二週間に一回のペースで告白されたら嫌でも分かる｡それに母親譲りの体つきに綺麗な二重は自分でも誇れるほどだ｡
けど真逆､コイツからそんな事を真正面から言われるなんて思ってなかった｡
そして背後の竜胆からも驚いた声が上がると言うことは蘭の発言が相当衝撃なのだろう｡うん､そうだと思う｡
｢あ､ありがと…｣
蘭｢何､照れてんの？｣
蘭は不敵に笑うと耳元まで顔を寄せてくる｡
蘭｢これ以上の事したのに？｣
心地よい低音が耳を擽る｡
ただ､残念ながら私は純情乙女チャンではない｡
｢照れてないです｡貴方が他人の容姿を褒めるのが意外だと思っただけなので｣
蘭｢どーだか｣
蘭は笑いながら､私の髪を掬いとる｡
絵になるから腹立つな｡
竜胆｢おっ…兄貴､これどう？｣
蘭｢ん？お〜いいじゃん｡絶対似合う｣
竜胆｢だよね｣
蘭｢なぁ､A＿｣
(
｢あ､はい！ごめんなさい､少し行ってくる｣
生徒会の男子の先輩から呼ばれてドアの近くまで向かう｡
(今日の放課後の集まり無しになったよ！)
｢わかりました｡先輩､わざわざ教室までありがとうございます｣
(いいってことよ！ねね､予定なかったらお昼一緒に食べに行かない？)
｢…二人ですか？｣
(まあ､そうだね｡どう？)
この先輩､あからさますぎて少し気持ち悪いから嫌なんだよな｡というか､蘭と竜胆は別にいいとしてこの学校で関係を作りたくないからあんまり深く関わりたくない｡
蘭｢Aは放課後オレらと予定あるもんな〜｣
竜胆｢って事で､引き取り願うわ｣
(え､は､
腰に手を回す蘭と肩に手を置く竜胆｡
そんな予定微塵もないけどね｡まあ､折角二人が気まぐれか何か知らないけど助けてくれたんだからそれに乗っかろう｡
.
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Maya-舞彩-(プロフ) - ゆさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (
レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - ルズさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！テンポがよくて読みやすく、とても引き込まれる作品で、楽しく読ませていただいておりました！今後のご予定もあるとか…是非こちらでまた拝読させていただけたらなと思います。これからも素敵な作品お待ちしてます(*^^*) (2022年1月4日 22時) (レス) @page50 id: 1f3bc36824 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - 占ツクで後日談書いて欲しいです。楽しく読ませていただきました←面白すぎてほぼ一気読みした人。ま、まぁ、これからも頑張ってくださいね♪ (2022年1月4日 19時) (レス) @page50 id: 0aa820f2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maya-舞彩- | 作成日時：2021年12月11日 21時
