関西の冷たい少女

尾白「冷たい 23や…」治「なんか、元気ないなぁ。どないしたん？？」尾白「なんでもないわぁ……」 ページ25

侑side

今は部活の時間。

さっきまで例の子の教室におったんやけど、
北さんに正論パンチをされて体育館に戻った。


侑「結局今日も名前教えてもらえんかったァァァ！！」

治「なぁ、ずっと気になっとったんやけどなんでそんなに例の子の名前知りたいん？」

侑「え、気になるからや。」

治「は？お前、あの子のこと好きなん？？」

侑「はぁ？！んなわけないやろ！！ただ気になるだけや！！」

治「ふーん、ホンマにそれだけかいな。」

侑「なんやと？！？」


なんやねん、俺が例の子のことが好き？？
まだ、名前も知らんのに？？？

ないない、絶対ないわ。


侑「なぁ、角名〜どーしたら名前教えてくれると思う〜？」

角名「まずはその性格を直せ」

侑「無茶や！！！」

角名「じゃあ、諦めろ。」

侑「うわぁぁぁぁぁ！！」

尾白「侑！！うっさいわ！！！」

侑「ごめん！アランくん！！」


今日、部活終わりに見かけるかなぁ
と思い、ギャラリーのほうに視線を向けた。

ギャラリーにいた女達がキャーキャー叫んでいる。
喧しいわ。

ありゃ、おらんみたいやわ。
例の子の友達はおるみたいやけどなぁ。
そういやぁ、見たいドラマがある言うてたな。


治「ツム、もう休憩終わりやで。」

侑「あ、おん。」

治「なんや、例の子のがおらんくてやる気がでぇへんのか？」

侑「んなわけあるかァァ！！」


治と言い合いをしながらコートに戻った。

治「冷たい 24」銀島「何気俺初登場やない？」治「せやなぁ」→←北「冷たい 22や」尾白「昨日の体育で足が筋肉痛や…」

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