迷犬鬼殺【CS集】 (ページ30)

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【過去】

とある街の民家に生まれる。決して裕福と言う訳ではないが、街全体で子供を育てる方針のため、苦労はあまりしないような環境だった。

だが、重眼を持って生まれてしまったため、忌み子として周りから嫌われてしまう。しかし、親はそんな霎を見捨てず、愛を注ぎ続けた。

一方同年代の子とは上手くやっていけるわけもなく、いじめに近いものを受けていた。目の傷はその際に付けられたものである。

しかし、両親は街を出ようとはしなかった。今後聞く話になるのだが、キツくても今、痛みを知らなければいけない。とのことらしい。今後このようなことがたくさん霎に訪れるだろうから。と。

痛みを知っている人は、他人に優しくできる。

人に優しくなりなさい。自分もやられたからと考えてはダメ。人を救う側になりなさい。

察しの通り毒親であるが、その一言が霎をひねくれることなく今の正確に育てあげているため、ある意味、教育が完全成功している。

また、その後いじめられても愛をもって周りと接し続けたことによりいじめは解消され、街にも受け入れられたため、人は和解できるという考えを持つようになった。

そのため、成人してから働き手も簡単にみつかり、両親の隠居後に大黒柱となる。

そんな生活を続ける中、20歳の時に、街の外へ出ている時に、街が鬼に襲われる。帰ってきた時には街は血の海とかしていた。

そして、ちょうど鬼殺隊員が鬼を討伐し終わったところだったらしく、ばったり遭遇。事の経緯を聞き、復習する相手もういないと知り、生きる希望を失う。

自分も死のうかと考えていた時に、両親の

人を救う側になりなさい。

その言葉を信じ、隊士に、

鬼は沢山いるんですか。

俺と同じ境遇の人はほかにも沢山いるんですか。

防げますか。

と、問う。その後、鬼殺隊員に申し出て、雷の呼吸の育てを紹介してもらい鬼殺隊に入隊を決意。

しかし、ビビりな性格のせいで修行は困難なものとなったあげく、勝手に派生技の儚の呼吸をつくったため、最終選別に行くまでに2年半かかりようやく鬼殺隊に入隊。

そして現在。

【好き】全部

【嫌い】特になし

【得意】草花の手入れ、動物愛護、人付き合い

【不得意】無表情