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Episode68 ページ18

ぐるぐると思考を巡らせていると、いきなり着信音が鳴った
どうやら入間さんに呼び出しがかかったらしい
彼は資料をまとめて私に手渡すと早々に家を出ていってしまった




家に沈黙が流れる
いつもはもう少し心地いいはずなのにさっき脳内をちらついたことが私の心に影を落としている
左馬刻の顔が、見れないんだ




左「…おい」
A「ん…なに?」
左「なんでさっきから俺の顔を見ない」

声が怒っている…ような気がする

あぁ、やだ彼を怒らせたくない
嫌われたくない
そう言えば分かってもらえるかもしれないのに私の喉はひゅぅっと空気音が鳴るだけだった


あぁ、無理
この空間が無理
どうしたらいいの
1人になりたくない、1人にしないで
でもそれが、左馬刻の迷惑になるなら私は…私は…



A「ご、ごめんなさっ…」
そう言って私はリビングを出て、外に飛び出そうとしたが、左馬刻に後ろからぎゅうっと抱きつかれてそれはできなかった

左「…どこ行く」
A「ひっ、1人になりたいの」
左「ダメだ、嘘つけ」
A「嘘じゃ、ないよ…ちょっと外の空気を吸ってきたい…」
左「俺はっ…前にそうやってお前を外に出して死ぬほど後悔した…ダメだ、行くな…増してそんな泣きそうな声して」



あぁ…やめて
そんな優しいこと言わないで
ねぇダメだよ
もっともっと好きになるの
どんどん左馬刻のことを好きになるの
もうこれ以上ないくらい大好きなはずなのにすぐにあぁ、大好きってなっちゃうの…
こんなに依存してたら、私は1人でいられなくなるよ…




A「ひゅっ…はぁ、はぁ、はぁ…っは…」



…あれ?息が、苦しっ…
うまく、呼吸が…できない、よ…


左馬刻もびっくりしたみたいで腕の拘束を解くと、私を姫抱きにしてソファに横にした

左「…ゆっくりでいい、ちゃんと息を吸って…吐け」


やろうとするのに全然うまくいかない
それどころか頭がぼうっとしてきて、苦しい

左馬刻はするっと指を絡めるともう片方の手で私の手を優しく撫でた



少しずつ楽になっていくようだった
彼の手は…いつだって私を救ってくれんだ、な…

お詫び→←Episode67



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設定タグ:ヒプノシスマイク , 碧棺左馬刻   
作品ジャンル:恋愛
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すある(プロフ) - 秋桜さん» すみません、コメント今気が付きました!ありがとうございます…!そう言っていただけてほんとに嬉しいです...!こちらこそ更新亀ですみません.......!ありがとうございます…! (2019年5月5日 1時) (レス) id: b2e5500aea (このIDを非表示/違反報告)
秋桜(プロフ) - すあるさんの書くお話がとても好きです!ですが、お体が大事なので無理のない程度に更新をしてください(;>_<;)いつまでもお待ちしてます(*´▽`) (2019年4月30日 20時) (レス) id: 217d5b7b33 (このIDを非表示/違反報告)
永山レイ - 続編も面白いですね!いつも応援してます!あと、名前変換されていない様な…? (2019年2月9日 19時) (レス) id: 8fe17a7b31 (このIDを非表示/違反報告)
みーな - こんにちは。いつも楽しく拝見しています!すみませんが名前が変換できません(´;ω;`) (2019年2月9日 12時) (レス) id: 89e5ce11a8 (このIDを非表示/違反報告)
☆アスカ☆(プロフ) - こんにちは。名前変換が出来ず「あかり」のままです (2019年2月9日 7時) (レス) id: 2ce4f3e031 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すある* | 作成日時:2019年2月9日 1時

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