第二十一話 ユーグスタクトとは? ページ20
アストリッドの目の先でグニャリと空間が歪んだ
「ねぇギル、こんな話を知っているかしら?」
「なんだ?」
「ユーグスタクトの魔女は魔女じゃないんだって」
「それはどういう意味だ?」
「さぁね。私も随分昔にママから聞いたけどよく分からないわ。じゃあね」
アストリッドは手を振ると歪んだ空間の中に消えた
一人取り残されたギルバードは首をかしげながらも仕事場に向かった
「アリスがお前に会いたいと言っていたぞ」
「そうですか。私はいつでかまいません。なにか用意させましょう。彼女は何がお好きでしょうか?」
目覚めのモーニングティーを優雅に飲むステフ
「あいつは揚げパン以外何か食っている所はみたことがないな」
魔女が食事をすること事態が異常だがなと心に抑えるギルバード
「そうですか。ではお茶請けに揚げパンを用意させましょう」
「了解した」
「今日の午後昨日のユーグスタクトの魔女の件についてグレディ家の者が来ますわ。席の用意を」
「了解・・・あぁ、そういえば」
「はい」
「ユーグスタクトって本当に魔女なのか?」
「そうしたんですか?急に」
「いや、なんかふと思ってな・・・」
「そうですか・・・ユーグスタクトの正体は私にもまだよくわかりません。私の中に記録にもそのような記載はありませんので・・・でも確かに言われてみると少々気にはなりますね。魔女を統べる力を持ちながらにして魔女とは異なる方法で代を重ねてきた一族・・・」
「・・・そうか・・・」
ギルバードはクルリと踵を返すと自分の荷物を持ち部屋を出た
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ストゥアート(プロフ) - 昔少女さん» コメントありがとうございます。更新頻度は遅いですが、楽しんでいただければ幸いです。これからもよろしくお願いします。 (2017年10月22日 14時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
昔少女 - あなたの生み出す想像の世界を私も漂っています。 (2017年9月17日 15時) (レス) id: f6820b1fd8 (このIDを非表示/違反報告)
ストゥアート(プロフ) - エリザさん» ありがとうございます。今週は期末試験期間なのでほとんど更新ができませんがこれからもよろしくお願いします。 (2016年7月25日 20時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
エリザ - 更新まっています(^_^)/~ (2016年7月25日 11時) (レス) id: fa956406d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ストゥアート | 作成日時:2016年7月4日 21時