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第十九話 新作揚げパン ページ20

「お、そこの嬢ちゃん、食うか?今日から新作だしたんだぜ?」

「・・・お金、ない」

「いいって食ってけ。そんで感想もらえるか?」

「いいよ」

わずかに頬を緩ませながら出来立ての揚げパンを二つもらう。
外はサクサクと香ばしい香りが口の中を満たしていきふんわりやわらかなパンから濃厚なミルクの味が広がる

「・・・甘い。甘くて、おいしい・・・」

「そうか、そりゃよかた。ところで嬢ちゃんはどっからきたんだい?嬢ちゃんのような色彩の髪色はこの国にはねぇからよ。北か?」

ローブから覗く白髪の髪を見て店主はアストリッドが旅人だと判断した

「そんなとこ」

「にしても綺麗な白だな・・・貴族の子あたりか?」

最後の方で声を落とし尋ねる店主
そこそこ治安がいいとは言え金持ちの子が一人でいたら誘拐されてもおかしくはない

「違う」

店主の質問をバッサリと切り落としあっという間に平らげ二つ目にかぶりつく
一つ目同様香ばしい香りとふんわりとした触感。
そして木苺の酸味が効いた甘いジャムが先ほどのミルクジャムの味と混ざり新たな味を醸し出している

「んっ!おしいい!」

「あんがとよ。それにしても嬢ちゃんの歳で技術職かぁ・・・世の中わからんなぁ」

「・・・?」

店主の言葉に?と首をかしげる

「違うのか?ローブ来てるってことは呪術師か薬師だろう?」

呪術師、という単語に眉を顰めたが店主は気付かなかったようだ
会話をしながらあっと言う間に二つを平らげ指についた油を嘗める。
揚げパンに振りかける砂糖が油と混じり指に絡みつく。
それを最後に舐めとるのが少女の密かな楽しみだ。

「・・・んっ・・・おいしかったわ、またね」

「・・・おい」

立ち去ろうとしたアストリッドを呼び止める声
アリスが振り返るとギルバードが紙袋を持ってたっていた

「あ、ギル」

「気配がするからきてみればまたお前か、アリス。てか金ないくせになに食ってんだ!」

「おうギルバード、久しぶりだな。この嬢ちゃんお前の知り合いか?」

「まぁ、な。てかすまん。今払う」

「いいって、俺が奢ったんだ。それより今夜どうだ?いかねぇか?」

「仕事が片付いた行く。行くぞアリス」

「はーい」

ほぼアストリッドを引っ張る形で強制的に裏路地へ連れ込んだ

第二十話 魔女と人間→←第十八話 もしも吹雪がはれたら



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ストゥアート(プロフ) - 昔少女さん» コメントありがとうございます。更新頻度は遅いですが、楽しんでいただければ幸いです。これからもよろしくお願いします。 (10月22日 14時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
昔少女 - あなたの生み出す想像の世界を私も漂っています。 (9月17日 15時) (レス) id: f6820b1fd8 (このIDを非表示/違反報告)
ストゥアート(プロフ) - エリザさん» ありがとうございます。今週は期末試験期間なのでほとんど更新ができませんがこれからもよろしくお願いします。 (2016年7月25日 20時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
エリザ - 更新まっています(^_^)/~ (2016年7月25日 11時) (レス) id: fa956406d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ストゥアート | 作成日時:2016年7月4日 21時

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