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第十二話 グレディ家の使用人 ページ13

(今思えばママは私に嘘をついていた・・・もう会えないとわかっていて・・・だってお城の吹雪は、一度たりとも晴れたことはないもん・・・雪が溶けるなんてありえないんだから・・・)


「ねぇママ、今日のお昼はなにー?」

「なにがいい?」

「んと、お魚のマリネ!ママのマリネはね、世界で一番美味しいだもん!」

「あらまぁ、じゃあ頑張って作らないとね」

「わーい!」

アストリッドの横を楽しそうな会話をしながら通り過ぎる親子の姿を彼女は寂しげに見送る
親子の姿が消えると首を静かに振り再び歩きだした
目的の場所はもうわかっている
迷うことなんてもうないんだ





町を外れた雑木林の奥
そこに古びた洋館はある。蔦が外壁覆い、庭は草が伸び放題だった
アストリッドが左手を軽く振ると草が根元からバッサリ刈り取られた。
そして今し方作った道を歩き洋館の扉にそっと手を翳すだけで重厚な扉は簡単に開いた
罠がないか慎重に確認して中に入る

「っ!!」

空気を切る音と共に何かが飛来してくるのを感じ、障壁を張る
アストリッドが張った初壁に飛来物がぶつかり金属音をあげ床に転がる
目線を下げると斧が落ちていた。革靴のつま先で触れるだけで斧は砂となり消える

「・・・この館の侵入者とお見受けします」

螺旋階段から一人の若い女が両手に斧を持ち現れた。ゆったりとしたドレス。細い身体の若い女

「・・・ねぇ、この館の人?」

「私はグレディ家の使用人のエミリーと申します」

女は丁寧にお辞儀をしたが目だけはアストリッドから離さなかった

「・・・使用人ねぇ・・・封印を守る術者の護衛にしかみえないんだけど?」

自身の中で警戒レベルを上げ、鎌を出現させる。虚空から突然現れた鎌にエミリーは僅かに眉を寄せる

「間違ってはいません。我が主のお命を守るのが私の使命。私の使命を守るため、あなた様を排除させていただきます!!」

第十三話 戦闘→←第十一話 愛する者との別れ



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ストゥアート(プロフ) - 昔少女さん» コメントありがとうございます。更新頻度は遅いですが、楽しんでいただければ幸いです。これからもよろしくお願いします。 (10月22日 14時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
昔少女 - あなたの生み出す想像の世界を私も漂っています。 (9月17日 15時) (レス) id: f6820b1fd8 (このIDを非表示/違反報告)
ストゥアート(プロフ) - エリザさん» ありがとうございます。今週は期末試験期間なのでほとんど更新ができませんがこれからもよろしくお願いします。 (2016年7月25日 20時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
エリザ - 更新まっています(^_^)/~ (2016年7月25日 11時) (レス) id: fa956406d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ストゥアート | 作成日時:2016年7月4日 21時

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