第7話 ページ7
それぞれ食べたいものを買いテーブルに着くと、一斉にご飯を食べ始めた。
せっかく知り合いになったので、色々慎太郎くんのことを聞いてみることにする。
まずジェシーと優吾とどうやって知り合ったのかについて。
どうやら大学1年のときに取ったサッカーの授業が一緒で、そこから仲良くなったらしい。
この大学は一般の大学とは違い、他の学部の講義や授業を取ることができる。
サッカーの授業も本来は健康体育学部の必修科目のひとつだが、グローバル学部のジェシーや教育学部の優吾でも受けられるのだ。
もちろん私も受けられるが、運動はもうやりたくないので、取ることはないだろう。
「そう言えばAさ、去年の学園祭居たよね? 俺たちとメインステージで踊ってるメンバーの1人に慎太郎いたよ?」
「覚えてないの?」と優吾が尋ねてきたので、何とか1年前の記憶を唸りながら揺り起こす。
確かメインステージで何故かジェシーと優吾と何人かがいたのは覚えている。
あっ、あとあの松村くんも居た。
「まあAのことだしジェシーしか見てなかったでしょ。 終わった後感想聞いたらジェシーかっこいいしか言わなかったし」
「え!? いや、そ、そんなことない。 優吾も踊ってたの驚いたし、何より松村くん踊り上手くて驚いたし」
「Aって北斗のこと知ってるの?」
ジェシーが目を丸くさせ、隣の慎太郎くんは「北斗って女子の知り合いいたんだ」なんて呟く。
「そりゃ知ってるに決まってるじゃん。 だって俺とAと北斗、中学校一緒だから」
優吾の爆弾発言により、私はつい大きい声を出す。
「え!? 松村くん、中学校一緒だったの!?」
私の発言を聞いた優吾が、私に負けずとも劣らない大きな声で驚く。
「え!? A知らなかったの!? 北斗はAのこと覚えてたぞ!」
「えぇ!? なんで!? クラス一緒になったことないよ!? だから接点もないし!」
私と優吾の会話にジェシーと慎太郎くんも混乱したらしく、頭にはてなが浮かんでいる。
これ以上話すとより混乱しそうなので、松村くんの話は一旦終わりにすることにした。
話が終わった後も松村くんが中学校同じだったことの衝撃が強く、みんなと話しているときも頭から離れなかった。
松村くん……松村北斗くん……北斗くん……
名前を反芻してみても、何も思い出すことが出来ない。
一体彼はどこで私のことを知ったのだろうか。
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ジョニー(プロフ) - chikaさん» なるほど行間ですね! 普段あまり意識しない部分でした。直せそうな話は直してみます! アドバイスありがとうございます(^^) (2019年6月26日 21時) (レス) id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - 初コメです。もう少し行間開空けて描いていただけると読みやすいかなぁと感じました。 (2019年6月26日 18時) (レス) id: 2276e0e641 (このIDを非表示/違反報告)
ジョニー(プロフ) - みみゅさん» コメントありがとうございます……!! まだまだ全然進んでいなくてすみません(; ;) これから書きたいことは沢山あるので頑張ります! (2019年6月21日 1時) (レス) id: 379a52cc0f (このIDを非表示/違反報告)
みみゅ(プロフ) - はじめまして!コメント失礼致します。まだ3話ですが、とても楽しく読ませていただいています(*^ー^)これからの展開がどうなるのか…更新楽しみにしています! (2019年6月20日 17時) (レス) id: f33adbde5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジョニー | 作成日時:2019年6月20日 0時