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Aちゃんに言われてしまった。
「章大の？それはどうも。
村上と申します」
差し出された名刺。
「ありがとうございます。
大倉と申します」
村上くんの名刺を受け取ったものの、
見習いの俺には返す名刺はない。
意味もない敗北感を感じる。
Aちゃんのためにカクテルを作る。
Aちゃんは酸っぱいのんが好きやから、
レモンライムの爽やかなの。
シェーカーを振ってる間も、
村上くんとAちゃんは、
昔話に盛り上がってて・・・
正直、気が気やない。
「お前、めっちゃ変わったよな。
大人になっててびっくりしたわ」
村上くん、会話の合間に何回も言う。
Aちゃんが綺麗になったて、言いたいらしい。
いや、俺はAちゃんの子供の頃なんか知らんけど。
俺が高２の時の学祭で、
初めて出会って、
その時はAちゃんは大学３年生で、
すでに、めっちゃ可愛い人やった。
「そりゃあもう来年には２９やもん」
「せやな。俺ら、早生まれで、
誕生日近かったよな」
誕生日近いとか、そんな事、なんで知ってんの？
幼馴染って、めっちゃ距離近いやん。
「ちょっとは見違えた？」
Aちゃんが冗談めかして聞く。
「お前、昔はお転婆で、
猿みたいにすばしっこかったやろ？
なんか落ち着いて・・・」
綺麗になった、って。
照れてはるんか、口の中でだけ、
村上くんが言う。
Aちゃんはその言葉に頬を赤く染めて・・・
「猿って。ひどすぎ」
村上くんの肩を軽く叩いた。
「猿やったやん。
登り棒とかめっちゃ得意で。
運動神経良かったよなあ・・・」
二人が盛り上がるほど、
俺の胸はずっと、
みしみし、嫌な音を立てっぱなし。
ずっと会ってなかったくせに・・・
嫉妬心で胸の中が占拠されてく。
村上くんがノンアルコールビールをあおった。
「なあ、今って・・・
彼氏おる？
それかもう人の嫁か？」
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ひみさ(プロフ) - このお話、切ないけどいいですね(///∇///) 続きも楽しみにしてます♪ (2017年12月28日 17時) (
レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
般若(プロフ) - あー！！こっちの話も好き(>_<)たあ、、、。foolさんお得意の？←焦らしというか、互いのすれ違いがビビッと来てます◎はよ、たあと結ばれてほしい、、、。うわーん (2017年12月28日 14時) (レス) id: ebddda1dae (このIDを非表示/違反報告)
yume.no.(プロフ) - 今のお話の方が私は好きです☆年下たぁくんも最高ですね(*'ω'*)完結まで楽しみに読ませていただきます☆ (2017年12月28日 0時) (レス) id: 716f977705 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー(プロフ) - あら！内容変わってる？！びっくりしました（笑）けど、得した気分♪ (2017年12月27日 23時) (レス) id: 91ea55fdc2 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ(プロフ) - 新しい展開ドキドキします！前のも読めてよかったです！新しいのも楽しみにしてます(^o^)！頑張ってください！ (2017年12月27日 11時) (レス) id: 0e23a7d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年12月14日 10時
