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「今付き合ってる人いるの？」
「ご想像にお任せします」
「怪しいー。Aちゃんの周りってイケメン多いわよねえ。マネージャーさんも二宮くん松本くんも友達だっていうし」
「西浦さんだって旦那さんイケメン俳優さんじゃないですか」
「へへっ。まあね」
「デレデレですね。何か良い事あったんですか？」
「あのね」
そこからはメイクされながら西浦さんの惚気話を聞く。
3年前に結婚されてお子さんも1人いるけど、旦那さんと今でもラブラブらしい。
うらやましいなと思いつつ私に出来るのかなと思う。
どうもいまだに先生とのは夢だと感じてしまう節がある。
メイクをしてもらってルームを出る。
すると。
「おっA」
そう軽々しく呼んでほしくないんだけどと思いながら見る。
「橋田さんおはようございます」
「堅苦しい。知らない仲じゃないのに」
「そうですけど仕事なので」
私が動くと絡んでくる。
「今日撮影終わったら？」
「すみません、連日の撮影で余裕なくて」
「すっかり他人行儀だな」
「他人、ですよね？」
こう答えたら後ろを歩いていた西浦さんが吹いた。
橋田さんは顔を引きつらせた。
何だろう。この人もイケメンだと思うけど、全て先生が塗り替えていく。
橋田さんがメイク室に入ると西浦さんが近寄って笑い始めた。
「容赦ないわねえAちゃん」
「でも正直に言ったまでのことで……」
「やっぱ他に付き合ってる人いるんだ」
「だからご想像にお任せしますって」
先生は顔がイケメンでも普通に教師してる人だからね。
基本的にバレちゃいけないと思ってる。
こんなふうに現場はリラックスとしてムードで行われ、撮影に入るとピリッと切り替わる。
橋田さんは主人公の父親の後輩役で物語のキーマンだ。
今日は橋田さんとの共演シーンをギッシリやる。
「よろしくね」
リハーサルと本番の合間に耳打ちされる。
やめてほしいなと思って半歩下がって。
「よろしくお願いします」
私にはもう櫻井先生という大好きな人がいる。
以前とは違う。
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ユタカ(プロフ) - さくさん» お熱いコメントありがとうございます！サクラサクラの頃から読んでいただいてるなんて有りがたき幸せです。月水晶の番外編ぜひお楽しみ下さい。ありがとうございます。 (2019年5月2日 10時) (
レス) id: a11f8fafa4 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - (続)他の作品もですがサクラサクラと月水晶を何度も読み返していたのでこの続編はめちゃめちゃに嬉しいです！続きも楽しみにしています！長々と失礼しました笑 (2019年5月2日 10時) (レス) id: fce84e79e3 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 初コメです！サクラサクラからずっとユタカさんの作品を読んでいました！トゥザで次は、、、というのを見た時にまさか！？と思ってワクワクしていた所に通知が！嬉しすぎてコメントしてしまいました！(続) (2019年5月2日 10時) (レス) id: fce84e79e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユタカ | 作成日時：2019年5月2日 10時
