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目を開けると櫻井先生が私を見ていた。
「おはよう」
「おはよう、ございます」
「うん」
先生の唇が私の額に口付けた。
「今日は仕事、夕方からだったよね？」
「はい」
櫻井先生とデートして2日後、つまりは想いが通じてから2日後の朝。
昨日私が仕事から帰ると先生は待っててくれて、少し遅めの夕食を食べて、ゆっくりしていたら。
どちらからともなく唇が重なって深くなっていった。
サカッてごめんと先生は言ったけど、求められることが嬉しくて愛されることが幸せだったからそのまま伝えた。
そして朝。
私の少し狭いベッドで先生と寝ていることが夢みたいだった。
「それまでに予定は？」
「ないですよ」
「じゃあ一緒に行きたいところがあるんだけど良い？」
「どこですか？」
「雪乃に会わせたいと思って」
先生の手が私の髪を撫でた。
「会ってみたいです」
その人は実際にはいない。
お墓参りだけどご挨拶せねばと思った。
「じゃあ決定。風呂、一緒に入る？」
「いやいやお貸しします。先にどうぞ」
「それはおいおいかな。じゃあ借りるね」
櫻井先生がベッドを抜けて寝室を出た。
オトコの顔を見せる先生は心臓に悪い。
先生と一緒にお風呂なんて生きてられる気がしない。
昨夜の痕跡を拾って身につける。
現実だと思う一方でいまだに夢だったらどうしようと考えてしまう。
今の私達はきっとアイスクリームなんて簡単に溶けるぐらい熱々でラブラブに違いない。
それぐらい櫻井先生は優しくて甘々で私は糖尿病になってしまうのではないか。
今までどこに隠し持ってたの？
「Aはさ、俺より8つ下なのに俺以上の人が持つであろう器量があるというか。最初は素直に先生と頼ってくれて嬉しかった。前にも言ったように俺をちゃんと教師にしてくれたのはお前だから」
昨夜腕の中で先生が語ってくれたことだ。
「お前に過呼吸見られたときさ。普通なら詮索するじゃん？でもAはその後もいつも通り接してくれて。普段からも優しさがあると感じて、その優しさに甘えてたよな、俺」
先生は私の髪を耳にかけた。
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ユタカ(プロフ) - さくさん» お熱いコメントありがとうございます！サクラサクラの頃から読んでいただいてるなんて有りがたき幸せです。月水晶の番外編ぜひお楽しみ下さい。ありがとうございます。 (2019年5月2日 10時) (
レス) id: a11f8fafa4 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - (続)他の作品もですがサクラサクラと月水晶を何度も読み返していたのでこの続編はめちゃめちゃに嬉しいです！続きも楽しみにしています！長々と失礼しました笑 (2019年5月2日 10時) (レス) id: fce84e79e3 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 初コメです！サクラサクラからずっとユタカさんの作品を読んでいました！トゥザで次は、、、というのを見た時にまさか！？と思ってワクワクしていた所に通知が！嬉しすぎてコメントしてしまいました！(続) (2019年5月2日 10時) (レス) id: fce84e79e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユタカ | 作成日時：2019年5月2日 10時
