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3.はじめまして。 ページ9

次の日、教室に入ると、いつも通りに準備をした。
リュックを机の横にかけると、朝読書のための本を取り出した。
少しして、朝練終わりの比呂士が教室に入ってきた。

「おはようございます」

「おはよう。朝練お疲れ様」

比呂士はそう言うと、ありがとうございますと言って席についた。
準備が整い、振り返ると私を見て少し申し訳なさそうに言った。

「大変申し訳ないのですが…。
今日の昼休み、空いてるでしょうか?
もしよければ私達と昼食をとりませんか?」

「昼食?」

昼休みは、クラスの友達と食べたり、
中庭で食べたり、たまに昼食を食べなかったりするので、
いつも一緒に食べている人は決まっていなかった。
だから、別に大丈夫だけれど…。

「私達ってことは…
テニス部の皆さんもいるんだよね?」

比呂士は昼休み、屋上でテニス部の皆さんと食べていたはず。
そんな中、女子の私が行っても良いのだろうか。
すると比呂士は苦笑しながら言った。

「実は、そのテニス部の皆さんから頼まれているんですよ。
『柳生と仲の良い女子クラスメイトに会わせてくれ』と」

なるほどなるほど…え?

「私、そんなに有名なの?」


「一応そうではありますね」

テニス部の皆さんに会ったこと、無いけどなぁ。
…あ、アイツ、テニス部だっけ?
うわ…てことはいるのか?

「比呂士、アイツいるの?」

そう言うと、比呂士は誰の事を指しているのか分かったらしく、大丈夫ですよと笑った。

「彼女の方とお昼は食べるみたいですから。
居ませんよ」

そっか…なら良かった。
私は肩をなでおろし、比呂士に言った。

「だったら良いよ。行く」

「そうですか。それは良かったです」

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幸絵(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。完結まで書いてくださりありがとうございます。もしできたらでいいので続編など書いていただけたらすごく嬉しいです!とりあえず、お疲れ様でした<(_ _)> (2022年7月19日 7時) (レス) @page39 id: 23b9936184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流星群 | 作成日時:2021年1月9日 16時

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