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Battle31 ページ31

トハは隔てた目の前のガラスの向こうには2人が戦ってる。

俺は何も出来ない。俺の無力さを嫌でも感じてしまう。

天月「くそ……っ」

まふ「今は、歌詞太郎さんを信じよう?ね?」

そらる「きっとこのガラスは魔法をもシャットアウトするんだと思う。
だから、アシストは出来ない。
でも、歌詞太郎を信じることはできる。きっと歌詞太郎にこの思いは届くはず。」

まふ「そらるさんの言う通りだよ、ほら、祈ろうよ、歌詞太郎さんが勝つようにさ。」

俺だってそう思いたいさ。

大切な人を失くすかもしれないのに、冷静でいろ?そんなの俺には無理だった。

元は他人だったけれど、今では家族くらい大切な人だ。

代われるものなら代わりたい。

ー伊東歌詞太郎ー

僕の魔法は、全てかわされてしまう。

ターン毎に、僕の力が無くなっていく感覚がした。

僕は本当にここで朽ちてしまうのだろうか?

歌詞「はぁ…っ、はぁ、」

トハ「…ねぇ、どうしてそこまでしてあの人達を守るの?」

歌詞「は…?」

急に魔法を使うのをやめたと思ったら僕に質問?

歌詞「だって、彼らは僕を救ってくれたから…」

真っ暗な世界から、手を引いてくれたから。

歌詞「それに、何よりも皆が好きだから。
理由なんてそれくらいで十分だ。」

好きだから助ける。好きだから傍にいたい。

それだけでいい、彼らを守る理由なんて。

トハ「ふーん。……より、君を殺したくなったよ。
君を殺して、あの人達も殺す。」

歌詞「…Gott des Schalls……」

後ろで、まふ君がなんか言ってる気がする。

今だけ、無視していいかな。

ー傍観者ー

まふ「っちょ、歌詞太郎さん!!!!」

天月「えっ?どうしたのっ」

まふ「あの魔法は…」

そらる「天月、歌詞太郎のパートナーだけど、見たことないの?」

天月「はい…」

まふ「この世界で、あるかないかと言われている幻の魔法…
しかも、あったとして、発動できるのは世界で1人だけとされる。
精神の魔法の使い手、そして、仲間を守る意志が誰よりも強い人。」

そらる「精神の魔法の使い手……歌詞太郎が、そうか。」

天月「仲間を、守る意志…俺らを、守る意志?」

まふ「きっと、トハはそれを伝説と信じているから、詳しく知らないんでしょう。」

そらる「魔法の、効果は?」

まふ「魔法の効果は___」






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「やり直し」

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設定タグ:AftertheRain , 甘党加湿器 , そらまふかしつき   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:ショコラ・A | 作成日時:2018年1月14日 17時

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