7話 ページ8
『…え、なんでペ神だって私大先生とシャオロンに名前聞かれて…覚えてる感じもなかったのに…』
神「…そう、Aちゃんとは初対面だけど記憶はある」
『…は?』
神「前世の記憶があるのにAちゃんの記憶が無いんだ」
何言ってるの?じゃあみんなは…生徒会は…私の事は幹部とも思われてなかったの?
手が震えるのがわかる。あまりのショックだった。
みんな、記憶があってお互い認識してるのに…私は…
確かに邪魔者っていう自覚があり幹部をやめて出ていった。
でも…記憶ないって…
記憶なんてないならないでそっちの方が良かったかもしれない
神「…ちゃん!Aちゃん!」
『っ!』
ペ神が私の方を掴んで呼んでいた。
ショックでぼーっとしすぎた
神「しっかりして、確かにショックだよね…流石にこれは言うか迷った。でも聞いて、記憶があるって言っても聞いてる感じだとみんなほとんど覚えてないんだ。」
『…?』
神「生徒会が覚えてるのは自分が我々国の幹部。そしてAちゃん以外の幹部のみ。前世で何があったとかは思い出してない。俺だって最初か記憶が今ぐらいあったわけじゃない。みんな少しずつ思い出すと思う」
『でも、どうにもならないよ。私ねペ神、気持ちが複雑なんだ。私の事だけ覚えてないって聞いて素直にショックだった。やっぱり私はみんなに幹部として見られてなかったなって…でもね、記憶があったらとか思い出したりしたら、また
みんなに無能って言われるんじゃないかって』
2つの感情があるんだ。
こんなことならいっそ前世の記憶なんていらなかった。
それを聞いたペ神は私の手を握った。
前世でもペ神は手を握って私に話してくれたな…すごく懐かしい
神「Aちゃん前世で幹部を辞めてから幸せだった?」
『…えっと、』
あれから幸せだったか。そう聞かれるとなんとも言えない。本音はみんなといたかったけど、でも無能って言われない日々も無くなったわけで…
神「俺幹部を辞めるって聞いた日から後悔してた、今でもずっと。確かにAの話し、相談を聞いてた。でも聞いてるだけで行動には移してなかった」
『何言ってるのペ神。ペ神に聞いてもらうだけでも全然違った』
神「あの時俺が動いてればAちゃんは辞めずに済んだんじゃないかってさ…なにも出来なかった自分に腹が立った。でもAちゃんが辞めて幸せだったら…」
顔は見えないけど確かにペ神は涙を流していた
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夢桜(プロフ) - 雪だるまさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!今世も頑張ります! (2020年2月19日 7時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 前世のストーリー読んでいたらボロ泣きしてしまいました(笑)・゜・(ノД`)・゜・。これからも更新頑張ってください!(*´∀`*) (2020年2月19日 2時) (レス) id: 21e85ba670 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 藤堂玲衣さん» コメントありがとうございます!すみません…口調に関しては他の小説の方なども参考してますので。めうは基本言わない方だというのも理解してます。気をつけますね (2020年2月17日 16時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
藤堂玲衣(プロフ) - 凄く面白いです!続き頑張ってください!後、マンちゃんなんですが……こんなにめうめう言ってる人じゃないです……突然すみません…… (2020年2月17日 14時) (レス) id: 1be80122a6 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 花風雪さん» コメントありがとうございます!誤字指摘ありがたいです!頑張ります!! (2020年2月2日 1時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢桜 | 作成日時:2020年1月16日 23時