29話 ページ30
ﾁ「そこで聞いたんです。前世のことを話したって…俺もショッピくんと同じく前世は幹部でした。後は生徒会のみんなのことだけ…それだけなんです。でも昨日ショッピくんが"思い出してわかる”って言ったんです。先輩のこと」
『思い出して…？』
ﾁ「はい、大先生は"必要な存在みたいなもの”とも言ってました」
そんな風に思ってくれてたんだ…
必要な存在…前世の私には無縁の言葉だな
ﾁ「今でもですけど最初見た時から懐かしい感じはしてたんです。ショッピくん達の言葉から考えても…A先輩は俺らの前世に関係あるんじゃないかって思って」
『関係は…』
前世のことを思い出す。前世のわたしの立場は関係あったと言えるのだろうか…
ﾁ「先輩！関係があるなら言ってください！俺、前世思い出したいんです…いや、思い出さなきゃいけない気がして…」
『…ありがとう。思い出そうとしてくれて』
ﾁ「先輩？」
『関係があってもね、私はどうしてあげることもできないの。何が協力できるかも分からない、力になりたいけどごめんね』
ﾁ「いえ、俺の方こそすみません、無理言って…。先輩俺とまた話したりしてくれますか？」
『え？』
ﾁ「A先輩といると思い出せそうな気がするんです。いいですか？あ、記憶もですけど純粋に先輩と話したいなって思って…」
『うん、大丈夫。また話そ』
正直最初の時のようにあんまり関わりたくない気持ちもあったけど、彼らに必要とされる頼られるのは記憶がなくても嬉しい。大先生の時も遊び誘われた時そんな感じだったな…ましてやチーノくんなんて前世では最初に話した意外あまり関わりがなかった。
『(なんか結構前世を引きずってるよね私)』
前世の時みたいな嫌味や無視はない今世。かなり彼らに甘えてる気がする。大丈夫なんて保証ないのに
ﾁ「先輩？」
『ごめん、ぼーっとしてた』
ﾁ「大丈夫ですか？先輩買い物してましたもんね疲れちゃったとか」
『大丈夫だよ！』
ﾁ「それならいいですけど…時間大丈夫ですか？結構長居しちゃいましたけど」
そう言われ時間を確認すると夕方
『そうだね、このくらいにしようかな』
私達はカフェから出て駅に向かった。
ほんとチーノくんと話してると時間があっという間で…
ﾁ「先輩今日はありがとうございました」
『ううん、私の方こそありがとう』
ﾁ「また月曜日お願いします」
『うん、じゃあね』
チーノくんいい子だな…
月曜日少しだけ楽しみな気がした
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夢桜(プロフ) - 雪だるまさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！今世も頑張ります！ (2020年2月19日 7時) (
レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 前世のストーリー読んでいたらボロ泣きしてしまいました(笑)・゜・(ノД`)・゜・。これからも更新頑張ってください！(*´∀｀*) (2020年2月19日 2時) (レス) id: 21e85ba670 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 藤堂玲衣さん» コメントありがとうございます！すみません…口調に関しては他の小説の方なども参考してますので。めうは基本言わない方だというのも理解してます。気をつけますね (2020年2月17日 16時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
藤堂玲衣(プロフ) - 凄く面白いです！続き頑張ってください！後、マンちゃんなんですが……こんなにめうめう言ってる人じゃないです……突然すみません…… (2020年2月17日 14時) (レス) id: 1be80122a6 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 花風雪さん» コメントありがとうございます！誤字指摘ありがたいです！頑張ります！！ (2020年2月2日 1時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2020年1月16日 23時
