尊きモノ 「銀魂 神威」

26理由 ページ28

神流が去った後、

阿伏兎は寝ている神威を
起こす事にした。

阿伏兎「おーい団長ォー、神流、
もう行っちまったぞ。どーすんだよ」


すると、神威はむくりと顔を上げる。


神威「起きてるよ、もとから」


阿伏兎「はぁ？寝たふりか？」


神威「うん」



阿伏兎「なんでそんなこと…」



神威は体を起こし、微笑む。



神威「さぁ、なんでだろう？」

阿伏兎「チッ…元々理由を
聞きたがっていたのは団長のくせによォ」









ーーーー
ーーーーーー





『キミは？』

オレンジ色で三つ編みの少年が問いかけた。




闘い、ボロボロになった私に。



この人も天人？


私を、

村人たちを苦しめた人、なのかな。








三つ編みの少年は、ゆっくりと近づいて来た。


『ふーん。生きてたんだね、

この丸焦げた星に、ただ一人だけ』



少年の後ろからは気だるげな人がいた。







『団長ォー、何やってんだ。行くぞ』
と、少年を呼んでいる。


が、少年は気にもとめず、
私の前へしゃがみこんだ。



『キミ、本当は強いんだろ？

それに、外傷もさほどない。

夜兎なのかな』





夜兎？ 何、それ。






『強くなりたいか？』





優しく微笑み、
私の目をじっと見つめる少年に








私は惹かれてしまった。

27強きモノ→←25涙

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキー銀魂相性メンバー

沖田

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す