第106話 ページ10
Aside
『小平太と長次くん!??なんでここに!?』
小平太「いやぁ〜これが飛んできてな!」
と懐から小松田さんの手裏剣を取り出して見せてくれた。
長次「モソ……飛んできた手裏剣は忍術学園で使用している手裏剣と同じ型だ……その上、ここまで使い古した手裏剣は用具委員会が処分するため、生徒が使うことは無い……よって、小松田さんかと……物は大切に……」
小平太「忍術学園で使われている手裏剣は、生徒が無くさないように特殊な型で作られていてな!ここら辺には盗賊が出るって聞いていたから、ひょっとしてと思って、実習していた六年生が来たんだ!喜八郎の方も無事に救出したから心配いらないぞ!」
小松田「あー……実は手裏剣の手入れ忘れちゃってて……汗」
と言われた瞬間長次くんはニタァと笑い、小松田さんに近づいて怒りを露わにしている様子だった。
小平太「まーまー!そのおかげで小松田さんって分かったんだし、無事にAと喜八郎も救出できた事だし!細かいことは気にするな!」
長次「お前ももう少し物を大切にしろ。へへへッ!」
小平太「うぉ!?私は大切に…………してないかもしれんな……」
長次「小平太ぁあッへへへッ!!笑」
小平太「お!?やんのか長次!!」
一触即発の予感がして小松田さんと手を握り合い恐れていると、突然声が聞こえた。
文次郎「お?喧嘩か!?俺もやるぞ!!ギンギーン!!」
留三郎「お前なんぞデコピンで十分だろ」
文次郎「んだとぉおお!??」
仙蔵「うるさいぞお前達。」
といい、焙烙火矢を懐から取り出していた。その瞬間、バチバチとしていた4人が一気に静まり返った。
喜八郎「そろそろ下ろしてくださいよ立花先輩……」
そんな沈黙を破るように首根っこを捕まれぶら下がっている喜八郎が声を出した。
少しボロボロになっており、包帯が巻かれていたことから伊作くんが治療したのだろうとわかった。
伊作「まぁまぁ……2人とも怪我はない……?」
小松田「僕は大丈夫だよ〜かっこ悪いところ見せちゃったなぁ……汗」
『そんなことないよ?小松田さんもかっこよかった。』
小松田「え!??それって…」
喜八郎「Aさん〜僕は〜?僕かっこよかったでしょ??」
『はいはいかっこよかったよ。怪我してまで守ってくれてありがとう喜八郎…』
と会話を遮るように言ってきたため、頭を撫で褒めると、嬉しそうに喜八郎は目を細めていた。
六年/小松田「(いいなぁ……)」
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しのぶ - 夢主ちゃんが凄くかっこよくて好きです!更新を頑張ってください! (2022年12月30日 13時) (レス) @page11 id: 0ed4fa3946 (このIDを非表示/違反報告)
ホットパイ - こんにちは!! お話の内容が面白くて分かりやすいです!! 夢主ちゃん場所変わって欲しい!! これからも無理のない範囲で頑張ってください (2022年10月19日 19時) (レス) id: 1514e3e318 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - すみませんが、またお願いしていいでしょうか…?😣💧🙏今度は「予算会議見学編」とか、「忍術学園の文化祭編」っというリクエスト (2022年10月16日 19時) (レス) @page2 id: 4f4447b9aa (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 六年生の生徒達が助けに来てくれてよかったです!!心からホッとしました!!😂✨喜八郎君の猫っぽい面、可愛いかった…/////(~_~;)良い👍 (2022年10月9日 22時) (レス) @page11 id: 9f4c54b48a (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 喜八郎君は夢主さんを守ることができるのかが心配です…😥でも、夢主さんが言ってる台詞と本音はよく分かります。「私と同じだ…🥲」っと思って😌 (2022年10月1日 19時) (レス) id: 73961df6ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Spring | 作成日時:2022年9月25日 1時