私と“あの人” (ページ5)

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・《目覚めヴィオレットSeed》ページ5

ヴィオレット『んっ……？？？』

此処は何処？

さっきまで私は……

？？？「っ！ジェームズ！ジェームズ！目が覚めたわ！」

？？？「本当か！？」

？？？「よかった～。

貴女、2日も目を覚まさなかったから」

ヴィオレット『すみませんが、ここは何処ですか？

あなた方は一体……』

ジェームズ「嗚呼、すまない。

僕は、ジェームズ・ポッターだよ」

リリー「私はリリー・ポッター。

此処はゴドリックの谷にある私達の家よ」

ゴドリックの谷？

ヴィオレット『助けてくださり、ありがとうございました』

リリーさんとジェームズさんの

話を聞いてわかった

ここは“異世界”だと言うことが

しかし

“どうやって元の世界に帰るのか”

また

“元の世界に帰ることができるのか”が

問題ね…

リリー「ヴィオレットちゃんの家は何処らへんにあるの？」

……イタイところを突かれてしまったわね

ヴィオレット『……それが、わからないんです』

リリー「えっ！？」

ヴィオレット『何故、ゴドリックの谷に倒れていたのかもわからなくて』

ジェームズ「何でもいい、何か他に覚えていることはないかい？」

ヴィオレット『……何もわからなiッ！？』

突然

頭に激痛がはしり

何か記憶のようなものが

見えた

《必ず手に入れる、あの力を…》

フード付きの黒いマントに

マスクをつけた

黒い組織のような人達

誰？

貴方達は何を求めているの？

リリー「ヴィオレットちゃん？」

ヴィオレット『っ！……すみません、頭痛がして』

ジェームズ「顔色が悪い。休んだ方が良さそうだ」

ヴィオレット『……あのっ！』

リリー「ん？どうしたの？」

ヴィオレット『ここには、

“黒いマントにマスクをつけた人達”は

いませんよね？』

私が

そう聞いた途端

リリーさん達は血相を変え

息を飲んだのがわかった

リリ/ジェ「ッ！？“死喰い人”にあったの！？」

“デスイーター”？

聞いたことのあるような

ヴィオレット『あの、デスイーターとは何ですか？』

リリー「……死喰い人っていうとは_____________」

あぁ

私は

戻ってきてしまったのね

お母様とお父様の

“私の”生まれ故郷に

“例のあの人

……ヴォルデモート卿に忠誠を誓った

闇の魔法使い達のことよ”