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Aside




ヴィ「ねえ、名前教えてくれない?」




ヴィ「どこに住んでるの?」




ヴィ「随分綺麗な髪だね。東洋人かな?」




ヴィ「君は18歳に見えるけど、何歳なの?」




ヴィ「もしかして恋人がいるのかな?」




貴「...ニコッ」




ニキフォロフファミリーのボスに声を掛けられてから、もう何十分もたった




ヴィ「つれないなぁ、あ!そうだ!今度ゆっくり話がしたいなぁ。ね!名前教えて?」




このように質問攻め状態だ。




俺は自分の正体がばれないように、なるべく話さないようにしていた。




この顔や仕草だって全て偽りの顔だ。




貴「...」




ヴィ「君、なんで何にも話してくれないの?俺は声が聞きたいのに」




さすがにずっと口を閉じたままでは、怪しすぎるので年齢だけ答えた。




貴「18じゃなくて、23ですよ。未成年はこの仕事は出来ませんから。」




一瞬、驚いたような顔をしてamazing !と叫んで顔を塞いでしまった。




貴「大丈夫ですか?」




ニキフォロフファミリーのボスに触れようとしたときに、突如電気が落ちた。




「おい!どうなってんだ!!」




「ボスをお守りしろ!!」




クリ『ザザッA。決行だ』




貴(ベーネ(了解))




クリスの声がイヤホンごしに聞こえた。




本当にクリスはタイミングがいい。




暗闇の中でも物が見える特殊なメガネをかける。




俺はナイフを取り出して、素早くターゲットに近づきに心臓をひとつきする。




他のターゲットも同じ方法で殺る。




ターゲットは暗闇で何が起きているかわからないためか、パニックをおこしている。




「おい!?大丈夫か?!」




「心臓がぁ!!!痛い!!」




血の匂いが一層強くなる。




貴(嫌な匂いじゃないんだよなー)




自然に笑みがでる自分に恐怖がわく




貴(任務完了...)




仕事を終えた俺は、そっとその場をあとにした。




数秒後、再び明るくなった会場からは悲鳴が聞こえた。






 





 






ギオ「ボス、お呼びでしょうか」




ヴィ「あぁ、たのみ事があってね。」
 



ジャ「頼み事、ですか」




ヴィ「二人に任務をあたえるよ。



 
  ....この写真の少年を探せ。」




ギオ「この少年ですか」




ヴィ「絶対に見つけてこい」




ギオ/ジャ「っ!はい!」

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作者名:サカ。 | 作成日時:2017年3月23日 7時

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