4話 ページ6
あれから数日、森さんに連れられて何回かポートマフィア本部にお邪魔した
太宰君ともそこそこに仲良くなれたと思う
そして、今日もポートマフィアにお邪魔しているが……………
森「お加減は如何ですか、首領」
首領「医師……幹部に伝えよ"鏖殺"じゃ」
とうとう原作が始まったようだ
首領「日暮れまでに対立組織も軍警もポートマフィアに逆らう者を全員殺せ」
森「それは非合理的です」
森さんがメスを手に取り、首領に近づく
首領の目は明らかに正気では無かった
首領「此方が何人死のうと構わぬ……殺せ
唯殺せ」
森さんはスっとメスを首領の首に当てた
森「判りました 首領」
そして、首を掻き切った
森「……首領は病により横死された。時期首領を私に任ずると遺言を残されて」
森「君達が証人だ。いいね?」
手袋を外しながら返り血の付いた顔で振り返った森さんを、太宰君は感情の読めない顔でじっと見ていた
私は、何が起こるか知っていた、ということもあるだろうが──
『了解しました。森さん………いえ、首領』
顔色1つ変えることなく見届け、受け入れた
これは、おかしいことなのだろうか…………?
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作者名:朱音 | 作成日時:2020年10月11日 18時