ゆーざー２ ページ3
数分後、やっと先生の話は終わった。
終盤には、「笑って卒業しよう」、「クラスで団結」、その他の業務連絡についてだった。
今日の授業？はこれにて終了。
部活に急ぐ人、帰りの準備をする人。クラスはざわついている。
貰ったプリント類を整理していると、女子Bちゃんが寄ってきた。
「久しぶり〜、また同じクラスだったね」
「久しぶり！偶然だね」
「私、元クラスの仲いい子全員と離れちゃったんだよ」
笑いながら、女子Bちゃんは言う。
私も同じクラスだったいつものメンバー……
いわゆる「いつめん」と離れ離れになってしまった。
今朝のクラス分け掲示の前で、元のメンバーとわあわあ騒いだ。改めて、なんだか悲しくなってくる。
「うん、私もだよ……」
そう返すと、女子Bちゃんはクラス中をきょろきょろ見渡し、そして再び笑顔になり、
「じゃあ今日からAちゃんと一緒にいていい！？」
お願いをされた。＿＿嬉しい。
「うんうん！私こそ……よろしくね！」
そうして、クラスの皆がそれぞれに去って行くなかも、私達はなかなか動かずひたすらしゃべっていた。
その中で占ツクの話にありつき、私は自分もユーザーの一人であると、打明けた。
「えっ、本当！？わーっ、そういえばAちゃん、春休みに会ったときに、占ツクは知ってるって言ってたよね！わぁ〜っ……」
いつからやってるの？と訊かれたので答えた。私が占ツクを始めたのは、中学校に入ってすぐ。
今人気アニメの１期が放送されていた頃(因みに現在、２期が終了している)。
「作者？作者やってるの？」
「うん、まあ……ね」
「ほーっ、うわあ、Aちゃんの作品見てみたいなあ」
春休みの時の会話を、思い出した。私は冗談っぽく告げた。
「女子Bちゃんがユーザー名教えてくれないなら、私も教えなーい」
「えぇ〜……まあ仕方ないかあ、私も秘密だしね」
どうして？と訊ねた。すると突然女子Bちゃんは「ふふふふ」と笑い、
「決まってるでしょ！ひ・み・つ・主・義・者！なの！」
＿＿うーん、これは誇ることなのかどうか。
私は苦笑した。
「ねえねえ、占ツクやってるならさ……
あの〜、今の騒動、知ってるよね？」
訊きにくそうにしつつ女子Bちゃんが、話題を切り替えた。
「えっと……てんしさん、のこと？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 426人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シリウス(プロフ) - よし、更新来た！後輩A、先輩の個人情報を掲示板に載せるとか…下手したら自分も特定されるかもしれないのに…こいつはネットやるべきじゃない(確信) (2017年2月16日 19時) (
レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 冥界の管理人/風亜さん» あんなんが葉っぱに溢れ返ったら…どうなるか想像したくないですね… (2017年2月16日 0時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の管理人/風亜(プロフ) - シリウスさん» この話では、無法地帯なフリー掲示板に無秩序なスレが立ってしまって、手に負えない状態なようです……こんなことが起きなければいいなあと思っています……(ﾉД`) (2017年2月16日 0時) (レス) id: bb8e6c546c (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 信者がいるから嫌われるのにね…後輩A最悪です…あと、本物の晒しスレは暴言ダメだけどね。 (2017年2月15日 23時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
Rihu(プロフ) - 後輩Aをに(サッカーで培った)蹴りでもかましてやりたいです(((((( (2017年2月15日 20時) (レス) id: 69d8711b64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風亜/冥界の管理人 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huua/
作成日時：2014年4月6日 19時
