たいりつ2 (かなり修正有り) ページ19
__午後。
昼休みも終わり、私と女子Bちゃんは図書室に移動している最中。
午後からは「学年交流授業」という授業がある。これは、学年を混ぜてグループを作りそのグループで調べ学習をするという、私の学校の総合的な学習の一貫。
とは言ってもそこまで時間は取らず、あくまで交流行事。年に2回程の機会がある(今回は2年生との授業となった)。
これが結構楽しいもので、私も女子Bちゃんも、期待でるんるんと廊下を弾むように歩いていた。
「私たち一緒のグループだよね!どんな後輩と一緒になるかなあ」
そんな話題に花を咲かせているうち、図書室にたどり着いた。
●
私たち先輩は予め2人のペアを組んでおり、2年生はクジ引きによって大体2人ほどで先輩ペアに入ってくる。
私たちのところに入ってきたのは、1人の女の子。人数が奇数故、1人になる場合もある。
「後輩Aです。よろしくお願いします」
後輩Aちゃんと名乗る彼女からは、小柄ながらも、しっかりとした雰囲気を感じた。つり目気味の大きな瞳で真っ直ぐ私たちを交互にとらえてきた。
そうこうして、授業は本題に入った。調べテーマは全グループ統一、「インターネットについて」。
私たちは、どんなことを調べていくか等を話し合っていった。後輩Aちゃんは緊張した様子が皆無でやや無愛想で話しづらいイメージが付きまとうものの、調べ学習についての話題は順調だった。
しかしインターネットがテーマとなると、私や女子Bちゃんにとっては、占ツクをすぐ様連想させられる。
後輩Aちゃんが本で調べ物をしている時にやや控えめに、少しだけ占ツクの話題をはじめた。
某新アニメ関連ランキングに大量に乗っかっている、キャラアンチ関連やそれらについての意見、対立……。
「嫌われ作品とかは、別に全部が悪いわけじゃないよね?」
話の流れで、私はこう口走った。
女子Bちゃんは某新アニメ関連で広まる、悪意に満ちたキャラ崩壊小説にかなりの嫌悪を抱いている様子。
そんな女子Bちゃんの前でこんなことが言えた理由は、作者Aさんも、アニメこそ違えど似たようなテーマで人気を博した人だから。彼女だけは擁護したい気持ちに駆られてしまっている自分に気付いた。
しかし女子Bちゃんは同意してくれた。「そう思うよ」と言った後、なにか続けたそうにまた口を開いたが__
突然、後輩Aちゃんが本を閉じ「意見があります」と言ってきたもので、女子Bちゃんは慌てて口をつぐみ、占ツクの話題をやめた。
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シリウス(プロフ) - よし、更新来た!後輩A、先輩の個人情報を掲示板に載せるとか…下手したら自分も特定されるかもしれないのに…こいつはネットやるべきじゃない(確信) (2017年2月16日 19時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 冥界の管理人/風亜さん» あんなんが葉っぱに溢れ返ったら…どうなるか想像したくないですね… (2017年2月16日 0時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の管理人/風亜(プロフ) - シリウスさん» この話では、無法地帯なフリー掲示板に無秩序なスレが立ってしまって、手に負えない状態なようです……こんなことが起きなければいいなあと思っています……(ノД`) (2017年2月16日 0時) (レス) id: bb8e6c546c (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 信者がいるから嫌われるのにね…後輩A最悪です…あと、本物の晒しスレは暴言ダメだけどね。 (2017年2月15日 23時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
Rihu(プロフ) - 後輩Aをに(サッカーで培った)蹴りでもかましてやりたいです(((((( (2017年2月15日 20時) (レス) id: 69d8711b64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風亜/冥界の管理人 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huua/
作成日時:2014年4月6日 19時