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Log53 シロエside ページ5
最初に声をかけてきたのは双子の方だった。
?「兄ちゃん、兄ちゃん。
へい、すとぉっぷ!」
?「あのー。
すいません。
申し訳ありません。
お聞きしてよろしいでしょうか?
質問的なことなのですがっ。」
そう声をかけてきたのは、アカツキよりは多少高いが僕の肩まではないような身長の二人組だった。
少年の方は安っぽい鎧を着けて、刀を背負っている。
少女の方は白いローブに鈴のついた長い杖。
シロエ「いいけど、どしたの?」
アキバの街の雑踏の中で僕は答える。
装備を見ただけで二人は明らかに初心者だと判った。
それも最初期の、完全な初心者だろう。
ボイスチャットから聞こえてくる声は中学生か、小学生か。
とにかく幼いものだ。
?「魔法が弱くて、トウヤの傷が治らないんです。
聞いてみたら、もっと高いの買えって言われたんですけど、何処で売ってるかわからなくて。
もしかしたら、販売場所をご存じですか?」
ボイス・チャットから漏れてくる少女の口調は、ずいぶんとしつけが良さそうだった。
☆★☆
しばらくシロエsideが続きます。
2018.02.01
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年1月30日 0時