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Log83 ページ35
シロエ「班長。」
にゃん太「にゃんですかな？」
シロエ「そのリーダーは一対一なら？」
にゃん太「愚問ですにゃー。」
シロエの質問に、班長はこくりと頷く。
その班長にセララちゃんはびっくりしていた。
A『大丈夫よ。
私達を信じてって言っても、初めてあった人物を信じることはなかなか難しいよね。』
私はセララちゃんの気持ちを代弁するかの様に伝えた。
ベテランプレイヤーでもＰＫとの戦闘はモンスターの戦闘とは違う。
〈エルダー・テイル〉がネットゲームであったときからそうだったのだ。
数少ない攻撃技を繰り返す「本能」に支配されたモンスターと違い、プレイヤーは何をしてくるか判らない。
戦いの緊張感は数倍どころではなく、どんな腕利きでもミスをする。
そのＰＫ戦にこんなにあっさり頷けるような腕を持ったプレイヤーを、基本は見たことがないだろうな。
シロエ「では作戦はそれで行きましょう。
まずはゾーンから4人で出る。
〈ブリガンティア〉は街に逃げ込めないような多少距離があるところでＰＫ戦を仕掛けてくる。
敵ボスを倒したらその隙をついて脱出する。」
セララちゃんは青ざめる。
それでは作戦ですらなく、殆ど行き当たりばったりだからだ。
それを咎めようと声を出そうとするが、上手く言葉が出ないようだ。
☆★☆
2018.02.05
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作者名：豆乳ココア | 作成日時：2018年1月30日 0時
