気持ちに答えても良いですか ページ21
3日目も終わり、後夜祭が始まろうとしている。
今、私は侑が来たいと言っていた場所に来ている。
その場所は…屋上。
ここまでの道のりで侑は何も話さなかった。
屋上に着いた今でも何かを考えているような目をしている。
グラウンドでは後夜祭の目玉軽音部のライブを待つ生徒でごった返しをしている。
沈黙を破ったのは
A『もう、後夜祭か。
3日目ってあっという間だったね。』
侑「そうっすね。」
私だ。
侑「Aさん。
話したいことがあるんです。」
A『何?』
侑「俺、ここで初めてAさんと合った時、雷が落ちたんです。
綺麗な人やなって。」
A『…。』
侑「北さん達といたから先輩って事は分かりました。
それからも一緒にいてくれた事。
角名の姉と分かってもこの気持ちは変わらんかった。
それと敵が多いことも…。
俺、俺は!!」
この3日目で私も分かったことがある。
私も敵が多いことが…。
その気持ちはこの祭りで分かったこと。
でも…
侑「俺はAさんが好きです。」
A『っ…。』
その気持ちに答えても良いですか?
★☆★
2021/01/28
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2021年1月16日 16時