Log444 シロエside ページ31
にゃん太「スパイスを買いに行った帰りに見つけたのですにゃぁ。
このビルを何回も何回もぐるぐるぐるぐる回っていて、我が輩だったらバター飴になってしまうところですにゃ。」
A『班長…その例えは…。』
シロエ「どうしたんだ?
2人とも。
〈
僕は二人に尋ねた。
〈
引っ越しが終わればまた宴会だろう。
賑やかなのが大好きなマリ姉が、可愛い新人を夜に二人きりで放り出すとは思えなかったのだろう。
それでも二人はここにいると言うことは…。
トウヤ「いや。
兄ちゃん。
あの、さ。」
シロエ「うん。」
1階のフロアから、階段の途中に立つシロエを見上げて、トウヤが凜と響く少年らしい声をかけた。
トウヤ「――兄ちゃんのギルドに入れてもらいに来た。」
シロエ「へ……?」
ミノリ「わたし達、シロエさんに師事したいと思ってきたんです。
……〈
……入隊、しなかったんです。
私とトウヤは、〈ハーメルン〉を出た中では、まだギルドに入ってない唯一の二人組です。」
まっすぐ直球の弟の言葉をミノリは丁寧に補足する。
★☆★
2019/11/14
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年11月9日 1時