【銀魂】沖田家の長女は変装をして真選組の女中になっているようです。

＃９ ページ9

「あとは酢こんぶ買ってー…あ」





途中でケーキ屋を見つけた。





「新八くん、ちょっと待ってて」





「えっ！？あのっ！？」





荷物を押し付けてケーキ屋へ向かう。

お金は一応まだあるし…大丈夫。


………
……
…


「ただいま〜」





「ただいま戻りましたー」





「おっしゃァ！肉が沢山あるぞ神楽！」





「キャッホー！やったアルナ銀ちゃん！」





帰ってくるなりすっ飛んできた神楽ちゃんと銀さんに苦笑いを溢す。





「準備は終わってる？」





「終わってるアルよ！後は肉を焼くだけネ！」





わぁ、そこまで…





「んじゃ、早速食べようか」


………
……
…


「あぁーっ！それ私の肉ネ！」





「うっせー！まだ沢山あんだからいーだろ！」






焼き始めた瞬間から箸を構えた２人。その時の目はもう獲物を狙う獣のようだった…





「戦争だ…」





「まぁ、普段は金欠でお肉なんて食べれませんから…」





「…新八くんも大変だね…」





ポン、と新八くんの肩を軽く叩いた。

その時新八くんが微妙に涙目になっていて、なんか…凄く可哀想だと思った。

＃１０→←＃８

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す