【銀魂】沖田家の長女は変装をして真選組の女中になっているようです。

＃２７ ページ27

「あ、おはようございます。苗字さん」





廊下を歩いていると、前方から監察の、えー…………





「あー………と………」





えっと、えーと。……あっ！





「山崎さん。おはようございます」





「…その間は少し気になりますけど、気にしないでおきます」





「あー…はい。気にしない気にしない」





私はへらりと笑って山崎さんの横を通り過ぎた。





「…あの」





「はい？」





突如山崎さんに引き止められた私。





「えっと、今度潜入捜査があるんですが…良ければ、服選び…付き合ってくれませんか？」





あぁ…女装するのか。

あれ？でも山崎さん慣れてるだろうから別に私に頼まなくても良いんじゃ……まぁ良いか。





「私で良ければ」





「あ、ありがとうございます！」





…あ、可愛い。

山崎さんは弟系かな。


………
……
…

山崎さんは、結構地味めな色の着物が多かった。

やっぱ人が地…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ。





「何か言いました？」





「いいえ」





山崎さんなんか黒い。





「…で、どうですか？」





「そうですねぇ…正直着物が地味なので、私のは入らないだろうですし、買いに行きましょうか」





「ホ、ホントに正直ですね…」





かくして、私と山崎さんは呉服屋へ足を運ぶ事にした。

…その時、視線を感じたような気がしなくも無い。

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