【銀魂】沖田家の長女は変装をして真選組の女中になっているようです。

＃２２ ページ22

「ただいま」





「ただいまヨー」





ガラガラと扉を開ければ、新八くんが出迎えてくれた。

新八くんはきっと良いお婿さんになるよ。





「お帰りなさい。まだ夜ご飯食べてないですよね？丁度出来た所なんで、手洗って来て下さい」





…良い主夫にもなれるね。

私と神楽ちゃんはそれぞれ返事をして洗面所へ向かった。


………
……
…


「あ、今日は野菜炒めだね」





「はい。いやー、昨日の焼肉の野菜が残ってて良かったです」





あ、あの余りで作ったんだ。

美味しそう。





『いただきまーす』



ーモグモグ…ー



「…新八、なんか味薄いぞオイ」





「んだとコラァ！文句言うな！！」


………
……
…


新八くんの作ったご飯は、……少ーし味が薄かったけど、凄く美味しかった。

今は神楽ちゃんがお風呂に入っている。

私はもう入ってある。





「あ、アイス買ってくるの忘れちゃった」





あーあ…食べたかったのにな。



ーピーンポーン…ー



「ん？誰だろ…」




こんな夜遅くに。

銀さんはそこで寝ちゃってるし、私が出るしか無いか。





「はいはーい」



ーガラッー



「…夜分遅くにすみません。依頼をしたいんですけれど、宜しいでしょうか」


………
……
…

「すみません、こんなだらしない格好で」





「いえ、構いませんよ」





向かいのソファに座っている依頼人さん。

さっきは良く顔が見えなかったけど、中々の美人さんだ。





「で、依頼って言うのは？」





「私(ワタクシ)今人を探していまして。でも見つからないんです。そこで、万事屋さんにその人を探して貰おうと」





「っつー事は、依頼は人探しって事ですね？」





「えぇ」





人探し、かぁ…





「その人の名前とか分かります？」





「えぇ。その人の名前は...____」









____...苗字A…その人を探して欲しいのです。

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