【14】 ページ14
…
というわけで、廊下に出ました。
廊下に出る時、普通にドア開けたけどそれでもみんな起きないからね。
「あーなんか不気味…。」
「そうかな?電気もついてるじゃん。」
「そーじゃなくて!誰もいないし、この建物そこそこ年季入ってるから壁とかくすんでるし…。」
「それはしょうがないでしょうが。」
軽くディスりながら廊下をとぼとぼ歩いていく。
意外とトイレまで距離あるなぁ。
ちなみに、隣のクラスの様子をドアについてるガラス窓から覗いたら、見事にみなさま寝てました。
クラスで、というか全員の中で起きてるのが私たちだけだわ。
「あそこか。」
「男子トイレは左だね。いってらー。」
「…中まd「入りません。」…はい。」
いくらなんでも男子トイレに入る勇気ありませんから!
そこまで怖がる碓氷くんにびっくり。
泣きそうになりながらトイレに入って行く碓氷くんを見送って、トイレの前で立っている。
あーねむ…。
「山田さーん、ちゃんといる?」
「いるってば!」
中から碓氷くんの声が聞こえてきた。
ひとり置き去りにするほど薄情者じゃないぞ。
ついでに言うと、静かな空間が嫌なのか鼻歌も聴こえてくる。
それがまた上手いのがなんかムカつく。
「…え、わあああああああああ!」
「!?」
鼻歌が途切れたと思ったら、甲高い悲鳴が響いた。
驚いて体がビクッとなってしまった。
次の瞬間、ドタドタドタドタ足音が近づいてきて…
「ぅわっ!」
「出たー!!!!」
碓氷くんがすごい勢いで後ろから抱きついてきた。
…
221人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天才科学者(プロフ) - わ〜!キュンキュンしました!!!!(キュン)死ぬかと思いました(笑) (2020年1月23日 18時) (レス) id: 1019316ade (このIDを非表示/違反報告)
sun(プロフ) - あほの子さん» コメントありがとうございます!キュンキュンしてもらえたようで良かったです(^-^)!笑 (2018年8月23日 15時) (レス) id: 2b179db437 (このIDを非表示/違反報告)
あほの子 - 爽くんのほんわか雰囲気があってめっちゃ可愛かったです!!最近ネタ系を見てたのでキュン死くるかとおもいましたwすごく良かったです!!ぜひいぶくんと友達も付き合って欲しい......!!!すごく良かったです!完結おめでとうございます!!! (2018年8月23日 1時) (レス) id: 6cd14c445e (このIDを非表示/違反報告)
sun(プロフ) - 夜話さん» ありがとうございます!私も書いてる身としてそんな感じでした笑 嬉しいです(´ー`*) (2018年8月12日 21時) (レス) id: 2b179db437 (このIDを非表示/違反報告)
夜話 - 一人でニヤニヤしながら見ました。主人公のはずが三者視点から見てしまってました笑 面白かったです! (2018年8月12日 1時) (レス) id: 19f63be987 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:sun | 作成日時:2018年3月18日 19時