【12】 ページ12
…
｢ここ？｣
｢うん。本当にありがとうね、大変助かりました。｣
｢どういたしまして。じゃあまた後でね。｣
部屋の前までしっかり運んでくれて、爽やかスマイルで去っていった。
…彼はモテるぞ。
さっ、荷物部屋に入れて準備してロビーに戻らねば。
菜々も扉の前で待っててくれてるし。
…
｢あーおなかいっぱい。｣
｢ね〜、あの量はキツいね。｣
夕食後、みんなお腹をパンパンにして廊下を歩いてる。
昼間いろんな所を見学したり、歩いたりでクタクタに疲れ果てている。
ご飯美味しかったけど、量が多くてとても今苦しい状態です。
｢このあとは、お風呂入ってから…多目的ルームに行って勉強だと…？｣
｢勉強と言っても、数学のワークとかだよね。｣
｢そうだけど…めんどくさ！そんなの合宿来てまでやることじゃないよ〜。｣
ほんと菜々の言う通りだと思う。
合宿先でわざわざワークやる？普通？
クラスごとに部屋も違うし、ただの自習じゃんか…。
とりあえずお風呂入ってくるか…。
…
現在20:30。多目的ルームで勉強(自習)が始まって30分。
いつもはこの時間元気だけど、昼間動き回ったから既に落ちそうであります。
周りのみんなもシャーペンを持つ手が動いてない。
｢ねむ…。｣
目を擦ると、あくびが自然と出た。
｢眠いの？｣
｢んー…って碓氷くんじゃん。｣
隣の空いていた席に、碓氷くんがやってきた。
バスの中はあんなに眠そうだったのに、今はぱっちり起きてる。
｢僕夜は結構強いんだよね。だからそんなに眠くないんだ、勉強はしてないけど。｣
｢そうなんだ。私はもう今すぐにでも寝たいよ…。｣
｢いぶくんももう落ちてるよあれ。｣
そう言って指をさす。その方向を見ると、姿勢は勉強している時のままだけど、頭が机にくっつきそうなくらい下がってる。
そのうちぶつけそう…。
｢ていうか今見たらみんな寝てない？先生もあれ腕組んでそれっぽくしてるけど、目開いてないよ、ウケる。｣
碓氷くんも ウケる なんて言うんだと思いながら周りを見渡せば、たしかに文字を書く音もページをめくる音もしない。
｢マジか…みんな寝てる…。｣
｢やばいねー。｣
唖然としてる私の隣で ふっ と笑った。
｢起きてるの、僕たちだけだね。｣
…
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天才科学者(プロフ) - わ〜！キュンキュンしました！！！！(キュン)死ぬかと思いました（笑） (2020年1月23日 18時) (
レス) id: 1019316ade (このIDを非表示/違反報告)
sun(プロフ) - あほの子さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてもらえたようで良かったです(^-^)！笑 (2018年8月23日 15時) (レス) id: 2b179db437 (このIDを非表示/違反報告)
あほの子 - 爽くんのほんわか雰囲気があってめっちゃ可愛かったです!!最近ネタ系を見てたのでキュン死くるかとおもいましたwすごく良かったです!!ぜひいぶくんと友達も付き合って欲しい......!!!すごく良かったです！完結おめでとうございます!!! (2018年8月23日 1時) (レス) id: 6cd14c445e (このIDを非表示/違反報告)
sun(プロフ) - 夜話さん» ありがとうございます！私も書いてる身としてそんな感じでした笑 嬉しいです(´ー`＊) (2018年8月12日 21時) (レス) id: 2b179db437 (このIDを非表示/違反報告)
夜話 - 一人でニヤニヤしながら見ました。主人公のはずが三者視点から見てしまってました笑 面白かったです！ (2018年8月12日 1時) (レス) id: 19f63be987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sun | 作成日時：2018年3月18日 19時
