空色ふうふ 【そ ら る】

＊メリークリスマス ページ5

朝目が覚めると、昨日私よりも遅く寝た、彼_彼方が隣で寝ていて。

枕元には綺麗にラッピングされたプレゼントが。
リボンにくっついているカードには
彼方よりと綺麗な文字で書かれていて、頬がゆるんだ。

私も買ってきたプレゼントについていたカードに自分の名前を書き、彼方の枕の上に置いた。

どこまでも私をきゅんきゅんさせるんだな、この人は。


時間を確認せずにまた、眠りについた。


__side soraru

目を覚ますと俺に抱きついて彼女_Aが寝ていた。

とても気持ちよさそうに寝ているので起こさないでおく。

ふと、枕のところに何かあるのに気づいてみると、ラッピングされて袋が。

カードにはAより、と俺の真似をして書いたらしい可愛らしい丸文字が踊っていた。

Aが起きたら、プレゼント開けようかな、なんて思いながら、彼方の髪を撫でた。


((メリークリスマス))



いふ【子供がいたなら】

「お母さん！お父さん！サンタさんきた！！！」

と綺麗に包まれた袋を持ってリビングに来る可愛らしい私たちの子供。

ちなみに昨日の夜中彼方が置いてきたものだけど。
それは内緒。

「よかったね〜！ご飯食べてから遊ぼうね」

うん！ととてもいい返事をすると子供の頭を撫でて、彼方を呼びに行った。

「メリークリスマス、お父さんー！起きて」

子供の真似をしてお父さんなんて呼んで見るも、起きない。

「しょうがないな、もう少しだけ、おやすみ」

彼方の枕元に私からのプレゼントを置いて、寝室を出た。


リビングでは、ご飯を食べ終えた子供がもらったプレゼントに目を輝かせて遊んでいた。


(( IF 悔いはない))

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