49話 ページ10
「何、この美人な子」
「俺らの方の学校、青城のマネだよ」
「あー知ってる、及川だっけ?月バリに出てた気がする」
「名前は?」
『瀬良Aです……』
この人なんか苦手、食えないというかなんというか
「瀬良ちゃんね……」
うんうんと頷き何かを思いついたかのようにこう言った
「瀬良ちゃん、よければ俺らのマネやらない?」
『はい?』
「「はぁ?」」
周りにいた烏野も私も驚いた
『えっと……』
「俺らマネ居ないし、合宿中で選手多いからマネが多いと助かんのよ、瀬良ちゃんバレー部のマネージャーらしいじゃん?もし良かったらやってくんねーかなって」
『はぁ……』
とんでもないことになったきた
「おい黒尾、迷惑だろ」
「いやいや、分かんないだろ?」
『えっと!』
「「?」」
『検討します』
「お、まじで?」
「瀬良さんだっけ?いいのか?」
『はい。一応ばあちゃんと相談してから』
「よっしゃ!」
「まだ決まってないだろ」
『もし、マネージャーやるなら明日こちらに伺いますので……それじゃあ』
何となく気まづい感じがあり、ソサクサとその場から立ち去る。後からやっちゃんが追いかけて来てくれてLINEを交換した
「私も瀬良ちゃんとマネージャーできたら楽しいなって……無理だったら全然いいんだよ!?」
『うん、分かってる。私もやっちゃんともっと話したいし』
こうしてやっちゃんと別れ、家に帰った
……
『ただいま』
「おかえりー。遅くまで外行ってたのねー」
『あ、うん……』
「もうご飯出来てるよー」
食卓へと向かう。そして席に着きばあちゃんとご飯を食べ始める
『ねぇ、ばあちゃん』
「ん?なんだい」
『あのさ、さっきね』
私はさっきあったことを話した
「そんな偶然あるんだねー」
『それで……どうしよ』
「行かないのかい?」
『え……でも』
「私のことはいいんだよ?Aちゃんは部活のことを話してる時嬉しそうで、私はそれがとても嬉しいの、Aちゃんがやりたいなら好きにしてほしいのよ私は」
『ばあちゃん……』
「行ってきなさい」
『うん……行ってくるね。ばあちゃん』
優しいな……ばあちゃんは……
こうして私は合宿に参加することになった。さすがに合宿所にお世話になるわけにはいかないので練習が終われば、ばあちゃんの家に帰るという感じで参加する
『音駒か……』
どんなチームなんだろ
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無気力boy(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいお言葉感謝しかないです(´ー`) (2020年6月28日 22時) (レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 不思議涙余韻に浸ってました。とても感動しました (2020年6月27日 22時) (レス) id: 34d527f6b4 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございますm(*_ _)mそう言っていただけるとすごく嬉しく励みになります……!最後まで読んでいただきありがとうございました (2019年4月1日 13時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー - 凄くいいお話でした。 (2019年4月1日 11時) (レス) id: 269ec57400 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - カメックスさん» コメントありがとうございます。表情につきましては潰される直前なのですが、こればかりは僕の文才力の無さですね……ご指摘ありがとうございますm(*_ _)m今後の参考になります。最後まで読んでいただきありがとうございました (2019年1月13日 5時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
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