２０３話 ページ6
職員室に前に行った時、相澤先生の机がある場所に隠すように置いてある猫缶を見つけた
相澤先生の猫か
そう考えると辻褄があった
『(そんなことより急がないと)』
これ以上人使を待たせるのは悪い、廊下は走るなと天哉に怒られそうだが、私は軽く走った
『！！』
廊下を走るなという天哉の言いつけを破ったせいか、私は誰かにぶつかり蹌踉ける
『すみません……』
ぶつかったことを謝ろうと顔をあげる
『(見たことない人……)』
1年生ではない。先輩……？か？
『あの……』
何も発しない先輩を見て声をかける
「す、すみません！！」
『え』
いきなり謝られた
「ぶつかっちゃたよ、それに女の子だし、どうしよ怪我してたりしたら……なんで俺はちゃんと前を見ていなかったんだろう、穴があったら入りたい、いや埋まりたい……」
ブツブツと何かを言う先輩、出久に似た感じもしたが
『(腰が低いな……)』
かなり腰が低い先輩であった。謝るのは私の方なのに
『謝るのは私の方です。廊下走ってましたし……』
「謝らせちゃったよ……こういう時なんて言うんだっけ……っ！？大丈夫、じゃがいもじゃがいも……」
『(ほんとに大丈夫かな……)えっと……大丈夫？ですか？』
「！……あ、えっと、ごめんなさい」
やっと顔をあげ、普通(？)に戻る先輩
『いや、大丈夫です……すみません、ぶつかって』
「いや、気にしなくていいよ。俺も……そのよそ見してたわけだし……」
小さな声でそう言う先輩
『先輩……ですよね』
「あ、うん……先輩に見えなくて、その……ごめんなさい」
『いや、そうじゃなくて』
少し絡みずらい先輩だ
『見かけない顔だったので……』
「そういう君は……」
なかなか私と顔を合わせようとしなかった先輩が私の方を見た。少しだけ目線が合う
『……？』
「あ、君は……」
どうやら彼の方は私のことを知っているらしい、それもそうか神野事件の被害者とかでテレビに取り上げられたし……嫌な覚え方されたな
「おーい」
「あ……」
「早く行かないと食堂さらに混むよねー」
「えっとごめんね。ぶつかってほんとにごめんなさい。……またね、桐生さん」
『あ、はい』
……“またね”？
……
「遅い」
『ごめん、用事あって』
かなり遅れて人使の所に着く
「まぁ、別にいいけど」
私たちは腰を下ろし座った
「それにしても遅かったな」
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無気力boy(プロフ) - ナミビアさん» コメントありがとうございます。普通に夢主の数合わせるの忘れてました。申し訳ないです。ご指摘ありがとうございますm(_ _)m (2022年3月14日 22時) (
レス) @page22 id: 2eef74703c (このIDを非表示/違反報告)
ナミビア - 多分間違いだと思うんですけど、生徒21人です 違ったらごめんなさい (2022年3月14日 22時) (レス) @page22 id: 3abde72bc3 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - 曼珠沙華さん» コメントありがとうございます。とても長い間でしたが待って頂き本当に感謝です(´ｰ｀)更新遅めですが引き続きよろしくお願いします (2020年1月13日 19時) (レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
曼珠沙華 - 待ってました。お帰りなさい。更新楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2020年1月13日 3時) (レス) id: 71b573304c (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - 米煎餅さん» コメントありがとうございます.......！ゆっくり更新になるとは思いますが引き続き楽しく読んでいただけると嬉しいです(´ｰ｀) (2019年11月10日 22時) (レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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