02 完璧な少女? ページ2
「お、朔間さんだ。相変わらず可愛いな…。」
「あの子、入試満点合格だったらしいよ?」
「まじ?勉強も運動できる美人ってすご!?」
全部聞こえているが全て無視。理由は気にしていたらキリがないから。そして私はコソコソしている彼らの学年も名前も知らないからだ。
「あ!おはよー!A!!」
後ろ声をかけてきたのは同じクラスのルナ。この学院に入学して出来た友達だ。
『おはよう、ルナ』
「一緒に学校行こー!!」
幼い時から特別扱いばかりされてきた私をルナは普通の友達として見てくれている。同じ目線で、私に接してくれる。
「そう言えば今日、体育祭について話があるみたい!」
『流石クラスの委員長、情報が早いね。』
「でしょ?で!Aは何に出場したい?」
体育祭、私はあまり好きではない行事だ。というか体育祭なんて何ヶ月先の話…。
『あんまり出たくないな…。私、日光苦手だし』
「あーそっか!…ん?学校の前に人だかりが…なんだろ?」
本当だ。
学校の前にたくさんの女子生徒が集まっている。有名人でも来てるのかな。
ルナは気になるのか人集りの周りをピョコピョコしているが私は無視をする。こういうのは関わらないのが1番だ。
…なんて大人の対応を私ができるはずもなく、人集りの方に目を向けた。すると目があったのはよく知る人物。
「あ、ちょっと、朔間の妹!」
声をかけてきたのは人集りの原因人物、瀬名泉。私はその声を無視してルナに声をかけた。
『…早く行こ、ルナ』
「え、A!?ちょっと待ってよ〜!!」
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冬乃(プロフ) - よっ! (2018年8月30日 18時) (レス) id: db15aabe3a (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 面白い作品で好きです!あと、12話で英智さんのあだ名がエッちゃんじゃなくてセッちゃんになってますよ? (2018年8月19日 21時) (レス) id: 23ae3ada38 (このIDを非表示/違反報告)
リーリエ - とっても面白いです!続き楽しみにしてます♪ (2018年8月15日 17時) (レス) id: e54f7d496b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごあめ | 作成日時:2018年8月2日 0時