110.扉は開けたら閉めるもの ページ15
「こちらでございます。どうぞ、ごゆっくりお寛ぎ下さいませ」
『あ、ご丁寧にありがとうございます』
最後まで案内してくれた店員さんにもう1度お礼を言い、私は扉に手をかけた。
『失礼しまーーーす、…………失礼しました』
バタンｯ!!!
それはもううるさい程に、開けた扉を勢いよく閉めた。
うん、これはきっと何かの間違いだ。
部屋が違うのだろう。うん、それしかないな。
よし、
『戻ろうかな』
蓮「おいこら待てA。どこに戻るつもりだ」
『うぎゃっ!?』
くるりと方向変換した私。を、捕まえたのは紛れもなく、なずなのメールに記されてい激おこ副会長様で。
それはそれはご丁寧に、私の首根っこを掴んでいるのである。
て、いやいや、何の拷問よ!?
『あ、あははは……ハロー蓮巳君。離してくれると嬉しいなー、なんて』
蓮「……」
『……』
無言かよぉぉぉ!!
蓮巳君、般若の形相で私を捕まえたまま、何も喋ってくれない。
かと思えば、唐突に部屋の中へと入っていった。
あ、もちろん私も掴まれたまま、入ったよ。
あ〜逃げ道なくなったわ。
なんて思いながら、私は部屋の中にいる人達と向き合うのだった。
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松並ゆの(プロフ) - 鈴菜さん» そう言って貰えてとても嬉しいです!!更新頑張りますね♪ (2018年5月22日 20時) (
レス) id: 9033f7e196 (このIDを非表示/違反報告)
鈴菜(プロフ) - おもしろいです！更新頑張ってください…！ (2018年5月22日 19時) (レス) id: fc8e34d433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松並ゆの | 作成日時：2018年5月14日 19時
