39.Let's 2Bへ! ページ40
あれから、人に会わないよう影から影へと隠れながら伏見君がいるであろう2年B組へと進んでいた。
いやはや、遠すぎるよ。
全くもって度し難いね←
とにかく、ただでさえ昼休みで人が多いんだ。1箇所に集まってさえいない。
これはバレるリスクが高い……
羽「あれぇ〜?Aちゃんじゃん。なぁにしてんの?」
『うっわぁ……』
羽「え、人の顔見てそれはないでしょ」
後ろからかかる声に驚いて振り向けば、そこには羽風君がいた。
……よりにもよって、羽風君に見つかっちゃったのかよ(真顔)
羽「うわぁ、考えてる事が手に取るように分かるね」
なんて、苦笑いをしながら私に近づいてくる。いや、近づかなくて良くない!?
あ、でも。
会ってしまったからには、利用するしかないだろう!←
『羽風君、頼みがあるんだけどーーー』
△▽
羽「まさかAちゃんの頼みが道案内とはねぇ〜」
これまた呆れ笑いをしながらボヤく羽風君。
『ごめんさ、でもしょうがないじゃん。1人じゃ到底たどり着きそうに無かったんだから。ていうか、今はセリエね』
この格好してる時は、私の正体バレたくないんだよ。
そんな思いで見つめれば、ちゃんと伝わったのか、「りょーかいりょーかい」と軽い返事が来た。
いや、軽すぎでしょ。
ちゃんと分かってんのかな。
何て不安を抱えながら、私と羽風君は2Bを目指して歩いて行った。
羽(ちなみにここ、教室ある所と反対の場所だからね〜)
(嘘でしょ!?)
508人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:松並ゆの | 作成日時:2018年4月11日 19時