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26.歌声に惚れ惚れと ページ27

『とまぁ、こんな感じかな。分かった?』


「………」


歌い終わった私は彼らに声をかけた。が、


何故だ。誰1人として反応をしてくれない。


なずなもあんずちゃんもしかりだ。


『おぉ〜い、皆聞いてる?てか、聴いてた?』


な「はっ!き、聴いてたろ!!」


噛み噛みなずながそう反応したと思ったら、


あ「す、素晴らしかったです!!さすがセリエさん!!やっぱり思った通り歌声まで綺麗でした!もう惚れちゃいました!!!←」


真「すすすすすすす凄かったです!俺も惚れそうでした!ていうか、歌声にもう惚れ惚れして惚れました!!←」


天「すっごい綺麗な声だったんだぜ!セリエのねーちゃん!!」


紫「セリエさん素敵でした!僕もあんなふうに歌いたいなぁ」


三者三様ならぬ、四者四様とはまさにこの事か。


というか、あんずちゃんと真白君から熱のこもった目で見られてるんだが……気のせいか。


『じゃあ歌はこれで歌えるよね?後は頼むよ、なずな』


な「ありがとな!セリエ!……よし、皆練習再開するぞ!」


「「「おぉー!!」」」


そんななずなの掛け声と共に、彼らはまた練習に励み出した。


よかった、私はちゃんとなずなの力になれてる……



そう実感出来てホッとする私がいた。



『じゃあ私達も衣装直し再開しよっか』


あ「はいっ!」


Ra*bitsが練習に励む傍ら、私とあんずちゃんもプロデューサーとして、その補助として今出来ることを精一杯頑張るのだった。

27.私の仮面と貴方の仮面→←25.Ra*bitsと練習しましょ



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作者名:松並ゆの | 作成日時:2018年4月11日 19時

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