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結婚適齢期だから、と言ってしまうと語弊が生まれるからそんな事を直接Aに言うことは出来なかったが、間違いなくAが俺と結婚すれば楽しい生活は保証できる。
ただ、俺が今住んでいる所に引っ越してもらうことにはなってしまうけど。
『 いや、でも駿ちゃんは幼馴染みで…… 』
｢ 幼馴染みと結婚したらダメなんて法律ないじゃん。 ｣
『 そやけど… 』
俺からの突然の提案に相当参っているようだ。
｢ 俺さ、12年前は正直、恋愛感情…とかの実感湧かなかったけど、今になっては5歳差なんてゴロゴロいるよ？25歳差とかもいるんだからさ、5歳差なんて大したことないよ。 ｣
『 そういう事じゃなくてですね…ええと…… 』
｢ まぁ別に返事は急がなくていいよ。明後日までこっちにいるつもりだし、ゆっくり考えてよ。 ｣
" 結婚 " なんて、誰しも人生を左右される激レアイベントなんだろうけど。
Aの頭にポン、と軽く手を乗せて ｢ じゃあ帰るな ｣と一言伝えると、彼女は赤べこ並みに首を上下に振った。
リビングでニュースを見ながらコーヒーを啜るAのお母さんに声をかけて、Aの家を後にする。
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それから？
じゃあ、それからどうなったかの話をしようか。
『 ちょっと駿ちゃん、早く起きて！ 』
｢ あと5分… ｣
『 それ3回目！ 』
綺麗だったAの京都の言葉もすっかり抜け、東京の言葉に馴染んで来た頃、と言えば分かりやすいかな。
『 ねぇ、今日伊沢さんたちに挨拶行くんでしょう？！早く起きて、ねぇ、駿ちゃん！ 』
｢ あぁもう、分かったってば。 ｣
彼女を布団の中に引きずり込んで、おはようのキスを一つ。
｢ おはよう、A ｣
『 …ん、駿ちゃんおはよう 』
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『 初めまして、須貝Aです。 』
ぺこりと頭を下げるAは、もう俺の " 幼馴染み " なんかじゃなくて__________
12年越しのラブレター
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アルコン型(プロフ) - こんばんは！いつも楽しく読ませて頂いています（*＾-＾*）最高の作品ばかりで何度も読み返しています。厚かましいとは思いますが、リクエストしても大丈夫でしょうか？(´・ω・｀) (2019年12月29日 22時) (
レス) id: 7d2d99b638 (このIDを非表示/違反報告)
サツラ(プロフ) - Rika1722さん» うわー、嬉しいです（ ; ; ）素敵な夢が見られるような小説が書けていたら幸いです！！ (2019年9月12日 15時) (レス) id: e4eef8aaeb (このIDを非表示/違反報告)
Rika1722(プロフ) - 最高です…。寝る前に読ませていただいています！いい夢が見れる気がして笑 (2019年9月12日 0時) (レス) id: a257df45f5 (このIDを非表示/違反報告)
サツラ(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しいです(>_<)ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年9月8日 23時) (レス) id: e4eef8aaeb (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 短編集も最高ですっ！これからも楽しみにしてます(^^) (2019年9月6日 21時) (レス) id: 6d7b57be72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サツラ | 作成日時：2019年9月5日 22時
