その雑面15 ページ18
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＿＿＿ここは、どこだ？
辺りを見渡しても見覚えのない白い部屋。
ただ扉がポツンとそびえたっている白い部屋。
いつもの雑面も、ない。
いつもの服も、ない。
お気に入りの服ではなくフリルの着いたドレス。
僕は男だよ？なんでこんな格好をしてるの？
＿＿＿刹那、扉が開いた。
そこから入ってきた人物は、なんとも美しかった。
見た目からわかる豪華なドレスに髪飾り。
ヒールの高い靴。
しかし、妙に不気味なんだ。
死んだ青い目。
不自然に笑っている口。
彼女の目に全て吸い込まれてしまいそう。
彼女は、言う。
「私の可愛いムカイ、こちらへおいで」
と。
ムカイって誰？僕はAだよ。
なんで笑っているの？
なんでこっちに近ずいてくるの？
来ないで、と言う。
否、言えなかった。
『こっ·····ｯ、で』
掠れた声に上手く出ない言葉。
「可哀想に、けど私が全て癒してあげる」
何が？何を？誰が？誰を？
貴方は一体何を知ってるの？
「ねぇ、その可愛い目、私にちょうだい？」
そういう彼女の瞳は狂気に満ちていた。
『ぼ、くはっ···おま、えっ··ｯしら、な』
「ぼく、じゃなくてわたし、でしょう？」
僕じゃないの？私？
私って女の子が使うんじゃないの？
次々と疑問が溢れ出てくる。
「ねぇ可愛いムカイ、見てご覧なさい？」
＿＿＿＿貴方はこんなにも可愛いのよ。
『ｯ…！？』
鏡を差し出され恐る恐る見ると、そこには紛れのない僕…私の顔。
自分の、大嫌いな自分の顔。
彼女と、女王と同じ死んだ目。
＿＿＿＿あぁ、貴方は。
『キュエル、女王…！！』
全て思い出した。
あの忌まわしきバルテン国の女王、キュエル。
「あら、思い出してくれたの？」
嬉しい、なんて笑う貴方が嫌いだ。
「けど、」
そう言って足を縛られ、動けなくなる。
変わらず、彼女の目は死んでいる。
今ではそれは恐怖にしかなりえない。
「邪魔な記憶は、いらないわ」
そう微笑む貴方を最後に意識を落とした。
ーーー
突然のシリアル…シリアス。
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アイス！ - 当たり前だけどね (2020年11月19日 7時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
アイス！ - マジの話、爪剥がれるのマジで痛い (2020年11月19日 7時) (レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とっても好きです 次の更新待ってます (2020年11月7日 10時) (レス) id: f36566b2fb (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 好きです！もっと評価されるべき！次の更新待ってます！ (2020年3月29日 17時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
オイム - 横からでも上からでも下からでもなくて正面から失礼致します。貴方の画力を僕に下さい（真顔）（訳：ノロいぬ。さんは絵が上手ですね僕もそんな絵をかいてみたいです）） (2020年1月14日 21時) (レス) id: fe9589c101 (このIDを非表示/違反報告)
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