#真相 ページ15
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｢ねぇねぇ、おきて｣
『ん…？』
目を開けるとライくんのドアップの顔。
ついぐっすり寝ていた様ですね。
『ライくん、どうしたん？』
｢おなかへったの｣
『あぁ、ちょっと待ってな』
なにか食べ物を取りに冷蔵庫を向かう。
…固形物あったかな…。
パカ、と開いてみると見事に何も無い。
あったとしても卵が1つ。
あとベーコンとおじいさんに貰った野菜。
後は飲料ゼリーで冷蔵庫埋まっている。
我ながら恐ろしい食生活ですね。
『卵1つ…ベーコン…食パンありますかね…』
食パンがあれば出来るものもあるんですけど…
隣の棚を除くと…あった。
そういえば前の依頼で買ってきてた。
こういう時に街巡りは役に経ちますね…
『食パン…バター…』
バターは確か我々国のとこで買ったはず…
名前なんだっけ…《コネシマの聖なるバター》？
『…』
物凄く食べたくない。
なんで買ってしまったんや俺…
渋々食パンにバターを塗り焼く。
トースターがあった事に驚いたのは秘密です。
その間にフライパンを置き、油をそそいで卵を割る。
まぁ所謂｢目玉焼き｣って奴です。
いつの間にかライくんがトコトコとやって来て
｢なにつくってるのー？｣
と聞いてきたので取り敢えず
『秘密ー』
と返しといた。
ライくんがぶーぶー言ってる間にチン、とトースターが鳴る。出来た…のか？
取り出すといい匂いがするトースト。
そこにベーコンを2枚ほど置く。
丁度目玉焼きも出来たのでさらにその上に乗せる。
『はい、どーぞ』
｢うわぁ！！美味しそう！！｣
あげた途端バクバクと食べ出す。
そんなにお腹減ってたんですかね…？
自分用に冷蔵庫から持ってきた飲料ゼリーを食べながらテレビを付ける。
丁度《孤児院の火事》についてやっていた。
話を聞いていて分かったのが
・この火事はシスターが意図的に仕組んだ事
・孤児はほとんど死んでいて1人だけ行方不明
・孤児の死体は必ず何処かに『記号』が書かれていた
という事。
恐らく行方不明の子はライくんだろう。
そしてシスターが仕組んだのか…そしてシスターはまだ生きている。
『…殺しましょ』
｢え？なんていったの？｣
『なんでもないよ』
にっこりと笑いかけ安心させる。
仕事、増えたなぁ…。
『記号』もあるからここもやっぱり関係あるのか…
やっぱり根元から潰さないとですね。
ライくんの咀嚼音が部屋中に響いていた。
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シン(プロフ) - 開花して欲しい…スンマセン。 (2023年4月9日 21時) (
レス) @page20 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
そな - 好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年5月15日 13時) (レス) id: 4f39522c1e (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - 面白いです!もう更新しないんですか? (2020年3月24日 11時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)
Kuus(プロフ) - おうふ。一目惚れした作品が１ヶ月前のものだった・・・ (2020年1月26日 1時) (レス) id: 8bf4fc5967 (このIDを非表示/違反報告)
ノロいぬ。(プロフ) - YUKARI♪さん» 見てくれてありがとうございますっ！！これからも頑張りますね！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: f7907d91ea (このIDを非表示/違反報告)
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