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zmside
『お、……！…ーい！！』
ずっと聞きたかったアイツの声が響く。
薄らと目を開ければずっと後悔していたアイツの姿。
…なんでや、どうして？
｢なんっで、お前が…｣
生きているんや、と声には出来なかった。
俺を心配している、触っている。
嬉しくて、つい抱きついてしまう。
Aは焦って、どうした！？と言っているが無視。
｢やって、俺のせいやん！！俺が、僕が油断してなかったらAは生きとったのに！！｣
それを言った途端にコイツの動きが止まって、突然呻きだした。ゔゔ…と辛そうな声を出して。
｢A！？大丈夫なん？ペ神に…って居らんのか…｣
『…思い出した』
酷く落ち着いた声でそう言われる。
思い出したって？何を思い出したん？
『俺の死因も、最後のお前の言葉も』
その言葉であの光景がフラッシュバックする。
＿
｢いや〜、やっぱくそ雑魚でしたわw｣
『それでやられたら冗談やないけどなw』
＿
やめてや
＿
『っゾム！！危なっ！』
｢おわ、何すんねん！！…って…｣
＿
うるさい
＿
｢死ぬなや！なんで僕を庇ったん！？｣
『大丈夫やで、…体が勝手に動いたんよ』
＿
黙れや
＿
｢…何が大丈夫やねん、なぁ！！｣
『…』
＿
『おい、落ち着け』
冷静な彼の声で言われ、意識が戻ってくる。
…そうだ、Aはここにいる。
｢すまん、取り乱したわ。…で、ここ何処なん？｣
Aと会えた事ですっかり聞くのを忘れていた。
少なくとも現実やないやろ？
『…多分、仮想世界。つまり夢』
もっと言うと天国？と笑いながら言われる。
…じゃあ、俺は死んだんか？
『いやいや、勝手に死なんといて』
声に出ていたんや、と口を紡いだらケラケラと笑われここは仮想世界だから、何でもありと言われた。
｢え、けどここは天国なんやろ？｣
『分かりやすく言うとね。ここは多分かっこよく言うと生と死の狭間…的な！』
｢うわ厨二くさ｣
『うるせぇ！分かりやすく教えて上げてんだよ！』
と、思い切りデコピンをされる。
いってぇ…本気でやったやろアイツ。
『後ちょっとで
｢帰るってなんやねん｣
『落ちればええやん』
｢落ちるん！？え、俺死ぬやんか！！｣
死なへん死なへんと笑うコイツに腹が立つ。
よく分からんけど、現実に戻れるんか？
ぐいぐいと押され、ついにあと一歩で落ちる。
…せめて、最後の悪足掻きぐらいはしてもええやろ。
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Mさん - めっっっっちゃ感動しました!!(涙)主人公くん、幸せになって‥ (2022年12月26日 19時) (
レス) @page31 id: 4b18ae76aa (このIDを非表示/違反報告)
テクノ - いつの間にか目からアラル海が出てるんですけど！どうしてくれるんですか！ 訳：神作をありがとうございます (2021年3月7日 18時) (レス) id: 871bbdc739 (このIDを非表示/違反報告)
名無し78982号(プロフ) - 全部読み終わった頃には顔が涙でぐちゃぐちゃになってるんですけどっ！ほんとに、、神か？ (2020年10月17日 12時) (レス) id: 20d8d28ddf (このIDを非表示/違反報告)
そーさく。(プロフ) - 緋色 恋蝶さん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえてとても嬉しいです！ (2020年4月7日 21時) (レス) id: f7907d91ea (このIDを非表示/違反報告)
そーさく。(プロフ) - エクレアさん» ありがとうございます！そう言って貰えると嬉しいです！ (2020年4月7日 21時) (レス) id: f7907d91ea (このIDを非表示/違反報告)
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