#15 国見side ページ17
国見side
「次確か移動授業だよね?
一緒に行っても…いいかな?」
片桐くんが一緒に
移動教室行っていいか聞いてきた。
なぜ俺?
まあ、どうせ放課後一緒に行動しなければ
いけないしな…
今のうちに話しておくのが無難か。
「いいよ。」
と言った。
でも、この後どうせ質問攻めだろうな。
と思っていたら
案の定そうで。
片桐くんは「え"まじかよ。」みたいな顔するから
思わず笑う。
しょうがない。待ってやるか。
口パクで待つことを伝えると
目がキラキラしてた。←
〈ゴメンな〉
と帰ってきたから俺は準備を済ませると
隣の席を見ながら机に頬杖をつく。
モブ子「ねぇねぇ!片桐くんわぁ彼女いるのぉ?」
「あはははーいないよー。
いたこともないし。うん。
ていうか高校でいても続かない可能性の方が高いでしょ?
そういうのはもうちょっと先かなーって思ってるから。」
ブッwww
クラス1のぶりっ子の対応に吹き出そうになる。
モブ男「まじかよ!意外だわー。」
モブ男「はいはい!!ズバリ得意科目は!!」
「体育!!」
運動系か。
モブ男「まじで?!
今度一緒にサッカーやろうぜ!」
「おー!いいな。やろう!」
山田「部活今まで何やってたんだ?」
お前いたのかよ。
「吹部だよ。親がピアニストだから楽器繋がりで。」
文化系…
いや、運動と文化両方を持ち合わせた
人種かよ。
吹部女子「「「嘘おおお?!」」」
吹部女子「パートは?!」
「アルトサックスやってたんだよね。」
周囲にいるやつらは、吹いている姿を想像したのか
顔を赤くして、納得したような顔で頷く。
クラス「「「かっけえな…/かっこいい…」」」
モブ男「サックスってどんな楽器だっけか。」
モブ男「え、お前知らねーの。有名じゃん。」
モブ男「うっせ!」
「ほら、ジャズとかでよく見る金色の…」
とまで言うと、
鞄からノートとペンを取り出して
シルエットを描き始める。
上手いな…
モブ男「あー!これか!ねーちゃんやってた!
サンキュな!」
「どういたしまして!」
最後にキラッと効果音がつきそうな笑顔を浮かべる。
ここまで質問内容は順調だった。
しかしこいつのせいで俺は違和感を覚える。
山田「じゃあ、ここでも吹部やんの?」
「っ…」
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結城 - 続き楽しみにしてます!!でも、、無理せずに頑張ってください!!応援してます!! (2021年2月11日 12時) (レス) id: 4a7788b680 (このIDを非表示/違反報告)
遊葉(プロフ) - しば丸さん» ありがとうございます!!そう言ってくださると励みになります…!なるべく早く更新できるよう頑張ります! (2017年12月20日 13時) (レス) id: 28a20096af (このIDを非表示/違反報告)
しば丸(プロフ) - すっっごい面白かったです!自分の名前入れると余計に…←んんっ(咳払い)、続編、楽しみです! (2017年12月19日 22時) (レス) id: 15452e1de6 (このIDを非表示/違反報告)
遊葉(プロフ) - 茉莉花さん» いやいや!全然悪くなんてなりませんよ!むしろ教えてくださりありがとうございます!前にも載せたことあったんで方法はあってると思うのですが何故か載らないので色々試してる途中です!すみません!ご報告ありがとうございます! (2017年12月7日 19時) (レス) id: 28a20096af (このIDを非表示/違反報告)
茉莉花(プロフ) - 気分を悪くさせるかもしれませんが、イメイラが載ってないですー!私も載せ方は分からないので調べた方が早いかと。すみません(´∩ω∩`)エーン (2017年12月7日 19時) (レス) id: 73a977f80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遊葉 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月10日 10時