青葉城西に無自覚系天然毒舌イケメンはいりました【男主】

#14 ページ16

中「それじゃあ、ちょっと早いけど
ホームルームは終わり！


あ、あと片桐くん！」


「はい？」



中「今日の放課後、
校内を案内するように国見くんに頼んでおいたから。」


「え？国見くん？」


国見くんって誰？



そう思った途端に隣から声が聞こえる。



国「俺だよ。よろしく。」









キタコレーーーーーーーーーーーー！！



さっきのイケメン美少年くんじゃん！


この際だから友達になれないかな。

なんか今からでもできそうなこと…


あ！




「うん。よろしく国見くん。


あとさ、次、確か移動授業だよね？

一緒に行っても…いいかな？」



勇気を出して言ってみたけど、大丈夫かな。




すると、国見くんはびっくりしたような顔をすると
ちょっと考え込んでからこう言った。



国「…いいよ。」




「ほんとに？！ありがとう。」


やった！！！


俺頑張った。

急いで準備しなきゃな。そう思い、

鞄から筆記用具とノートを取り出そうとしたら

いつの間にか周りを見渡せば俺の周りに
人だかりができていたことに気づいた。



えぇ…俺、今から、準備しなきゃいけないんだけど…


国見くんにも迷惑かけちゃうし…


申し訳ないなと思いチラリと国見くんの方を見たら

フッと笑い、口パクでこう言ってくれた。




〈待ってるからいいよ。〉









国見くんマジイケメン。(真顔)




国見くんってモテるんだろうなぁと思いながら


〈ゴメンな〉


と俺も口パクで返した。




そして俺は質問の嵐に巻き込まれのであった。

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