青葉城西に無自覚系天然毒舌イケメンはいりました【男主】

#20 山田side ページ25

…今、これを読んでるそこのお前。

そうそう。今これを読んでくれてるお前だよ。





あのね。この俺、山田こと山田凛(リン)

あ？名前が可愛い？知ったこっちゃねぇ。



それより今、凄く虚しい状況に陥ってるこの俺を、
助けてくれないかね。





え？虚しい状況ってなんだって？



さっき俺さ。国見と片桐くん誘ったじゃん。

で、2人と一緒に廊下にでたとこまではいいのよ。



でもさ。よくよく考えてみ？






今日転校してきた超絶イケメン転校生君と、

クソ生意気で無気力だけど美形で超モテる国見の

学年ツートップが仲良く廊下歩いてたらどうなると思う？








そりゃあもう、女子が大発狂するわけだわな？


で、サイドが人で溢れているわけで。



どこかのセレブスターみたいに黄色い歓声が飛び交い、倒れ始める人が数人。

そのことに全く気づいていない2人。



自然と周りから注目された次は、

どんどん何事かと男子の数も増えてくる。








んで、その2人と一緒に隣で歩いているモブ勢俺氏。


それはそれは周りからの冷たい目が突き刺さることよ！！！



だから「こいつらとはなんの関わりもありません」とでも言うように離れざる負えなくなったの！！！




なんで俺は友達と一緒に歩いていただけで冷たい目線を浴びなきゃなんねえんだよ(泣)


山「さぁいとぉーうぅぅぅぅ！！！！(号泣)」



斉「山田。お前はよく頑張った。よく頑張ったぞ。

お前は今日から勇者だ。


だから離れてくれ。重いから。」

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