厳粛を重んじる“明るい”教師

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ツ「レイラ先生!せめて、せめてパンツは自分で洗いますから!」
イ「そうですよ!だからお願いですから、その洗濯カゴを俺達に渡してください!」
『ここまで溜めに溜めといてどの口が言ってるんですか!強制的に私が洗濯します!』
「「「いやああああ!!」」」
ダ「あはは〜」

私は今、ケルベロスで男性教師陣を抑えながら、ランドリー室の洗濯機と乾燥機をフル稼働させている。ダリ先生に簡単に寮内を案内してもらっていたのだが、ランドリー室に来るとそこには物凄い量の洗濯物があった
壁には当番表が貼ってあるが、既に意味を果たしていないようで、洗濯物の中には異臭を放っているものもあり、使用人としての血が騒いだ

『ついでに共有スペースも掃除します。床に落ちているものは全てゴミと認識しますので、捨てられたくない物がある方は各自回収!』

ケルベロスを消し、そう宣言すると青い顔をしてドタバタと走って行くダリ先生以外の男性教師陣。生徒の見本となるハズの教師がこうとは…

『全く、手の掛かる方達ですね』
ダ「はっはっはっ、まぁ我々教師は多忙だからね。休日くらいはダラダラとしたいんだよ」
『私は何かと動いていないと落ち着かない身体になってしまってますから、その気持ちは分かりませんね』
ダ「ふふ、すっかり使用人が板に着いたね。学生の頃の君からは想像もできないよ」
『学生時代の話はやめて下さい』
ダ「ごめんごめん」

学生だったあの頃は、私にとって生き地獄でしかなかった。あの事件で思い出したアレがキッカケで、『番犬』になれなくなった時は特に…

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