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8.-オペラside- ページ9

レイラさんが簡単に荷物を纏め、バビルスの教師寮へと向かった後、私はサリバン様に聞いた

オ「サリバン様。今回のレイラさんの教師業専念の件、カルエゴ君に慣れさせる為だけでは無いでしょう?」
サ「あれ、バレた?」
オ「なんとなくですがね」
サ「だって、彼女は「8」で収まる器じゃないと僕は考えているからね!それにいつかは入間君のSDをやってもらいたいし!」

なるほど、確かに彼女にはまだ伸び代がある
本人はもう充分だと思っているだろうが、その気になれば「9」に上がるのも無理では無い。それに、まだ「依存」とまではいかないものの、彼女は入間様を護衛対象として認識している

サ「あと、自信を付けてもらうためだね」
オ「自信、ですか?」
サ「ああ。彼女は自分の事を出来損ないだと思っている」
オ「!」
サ「普段は明るく振舞ってるけど、『番犬』になれなかった事が彼女の枷になっている」
オ「……」
サ「確かに、レイちゃんは『番犬』になれなかった。彼女が持つ優しさが故にね
けど、その気になれば何にでもなれる才能を持ってる。その自信を、僕はつけて欲しいんだ」

ナベリウスは厳粛を重んじる家系
その厳粛さ故に、魔界の番犬と呼ばれるほど
しかし、彼女はそう思えない程優しく、甘い所がある

オ(まあ、昔の彼女を考えれば、その気になれば何にでもなれるというのは間違いではありませんね)

自身の骨が内臓に刺さろうと、死に直面しようとも、無表情でただ番犬としての役割を果たそうとするあの頃の彼女を考えれば

9.→←7.



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上衣(プロフ) - イヴェルさん» コメントありがとうございます。頑張って続きを書いていきたいと思います! (9月26日 20時) (レス) @page14 id: 37f92af1a7 (このIDを非表示/違反報告)
イヴェル - めっちゃ好きです(*´ω`*)最高ですね(*`ω´)b是非とも続きを読みたいです!これからも頑張ってください。 (9月26日 19時) (レス) @page14 id: e314f773a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:上衣 | 作成日時:2023年9月13日 1時

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