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ナベリウス家
魔界の番犬と多くの悪魔から恐れられ、厳粛を重んじる家系
その厳粛さ故に長兄は「魔関署」へ、その他兄弟は「悪魔学校」にそこの「番犬」として勤める義務がある
私も、昔はその事に誇りを持ち、「番犬」になる為にカルエゴ同様に厳粛に育った。アレを思い出すまでは
「お前か?『番長』の双子の妹ってのは」
『……誰だ、貴様ら』
「なぁに、ちょーっと俺たちについてきて来てくんない?」
学生時代、叔父が「番犬」としての役割を果たさず、「番長」と呼ばれる生徒が、不良生徒達を次々とぶちのめすという事件が発生しており、その特徴に当てはまるカルエゴがよく上級生に喧嘩を吹っ掛けられていた
まあ、その番長とやらはのちにオペラさんだと判明するのだが、番長＝カルエゴだと思っている生徒達は双子の妹である私を人質にしようと近寄ってくることも多々あった
勿論、その度に私もケルベロスを出して対抗していた
カ「レイラ、また絡まれたのか」
『ああ。それで、そっちは番長の正体はわかった?』
カ「いや、男か女か分からない格好をしているという情報以外は何も」
『全く…。叔父上もだが、番犬である私達がいる以上、番長など必要ない。早く見つけてやめさせなければ』
その日も、絡んでくる上級生を追い払いながら、番長について調べていた。私達にかなう生徒なんてバビルスにはいない。そう思って油断をしていた
『……!!』
カルエゴの背後から向かって伸びる腕に
『カルエゴッ!!』
カ「!?」
(囲め!!
咄嗟にカルエゴを守るため、爪檻を発動させる
が、1歩遅く、カルエゴは引っ張り出された
その瞬間、頭の中で
それは、カルエゴとは違う別の生徒が、蜘蛛の悪魔に連れ去られそうになる記憶
『
私はカルエゴに手を出そうとした生徒を吹き飛ばしたと同時に、膝から崩れ落ちた。頭に流れ込んでくる、知らない記憶に呻き声を上げながら
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上衣(プロフ) - イヴェルさん» コメントありがとうございます。頑張って続きを書いていきたいと思います！ (9月26日 20時) (
レス) @page14 id: 37f92af1a7 (このIDを非表示/違反報告)
イヴェル - めっちゃ好きです(*´ω`*)最高ですね(*｀ω´)b是非とも続きを読みたいです!これからも頑張ってください｡ (9月26日 19時) (レス) @page14 id: e314f773a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：上衣 | 作成日時：2023年9月13日 1時
