9話:その目 ページ9
Aside
「っつッ…!」
トラックに轢かれたような衝撃で床に倒れる。
「う、ぐッ…!ゲホッ、カハッ…!」
「A!」
「でれ、誰だ…!?ころ、殺さない…!と、」
ちらりと横を見ると、震えながらバットを持ってる男が居た。
床には俺の血が染み、痛みがする頭を関係なしに無理矢理起き上がる。
男はそんな俺を「化け物」でも見るかのように見下す。
―――その目は嫌いなんだけどな…。
「ッ…!?」
「あ、A…?」
俺の一瞬出した「殺気」に怯む男と凛ちゃん。
その「目」を見ると、昔を思い出す。痛いほどに、そっと。
「…さて、と。いっちょヤりますか」
「く、来るなああああああああ!!」
再びバットを下すと同時に、俺はポツリと聞こえないように、呟く。
「―――――異能力【黒猫】」
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名無し - 少しよろしいでしょうか? 内容は少し違うのですがこの小説に 似ていたものがありまして、 勘違いかもしれないんですけど この作品がパクられているかも、 しれません (2019年8月17日 19時) (レス) id: 8bef809b57 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - ありがとうございます!! (2018年3月3日 20時) (レス) id: 7d19fd6c34 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 更新楽しみにしてます! (2018年2月17日 16時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒兎 | 作成日時:2018年1月15日 0時