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岩泉「マジだ。写りいーな」
と、ちょっと目を輝かせてくれている彼を見て、少し微笑みながら私は言った。
「でしょ〜!
私ね、写真部入りたかったんだけど、もう数年前に廃部したって言われてね、途方に暮れてたの」
花巻「お前ホント写真好きなんだな」
「うん。大好き。
写真て、なんか、すんごく、思い出みたいで素敵でしょ!」
及川「流山、今、部活何処に入るか決めてないんだ」
「そうだよ。今、絶賛私、入るとこ募集中」
及川「じゃあうち入れば」
「……はい?」
その場にいた、及川くん以外の三人も同じ様に惚けた声を出した。
及川「何処も入るところないんでしょ?
じゃあ、うちのマネージャーなればいいじゃん」
「でも初心者にも出来る?」
及川「出来るでしょ。
やってみなきゃ、分からないことだってあるんだし」
花巻「確かにな!
お前がこの部入ってくれるとなんか楽しそうだから俺、さんせー!」
松川「俺は、流山がいいならいいと思うけど」
岩泉「強制はしねぇが、確かに入ってくれると助かりそうだな」
「マジで!?じゃあ、入る!
私、皆んなに必要とされる様に、これからいっぱい努力するから!」
その場にいる四人は、笑って迎え入れてくれた。
私はそれから必死に勉強した。
バレーのルールや、スポドリの作りかた。
それにテーピングだって、最初は、分からないことだらけで忙しかった。
スポドリの味の濃ゆさとか、好みはそれぞれだからそれも研究した。
なんなら部員全員に聞きまくった。
どんなのが好みかーっとか、濃ゆさとかどのくらいがいいのかーっとか。
でも及川くん達が支えてくれたお陰で、私は、三年になるまでにいい経験をさせてもらえた。
バレーに関するノートは今は合計何冊だろう。
もう、確か20冊いくんじゃないかな。
私はそのノートが宝物だ。
だって、これは証だから。
写真は、そうだなぁ。
前より撮るのは減ったけど、しょっちゅう、花巻とか松川くん撮って、岩泉くんが笑った姿とか及川くんが負けて泣いてるところとかを写真に収めた。
まあ、ちょっと及川くんについては、悪気はなかったんだけど感動のあまりに撮ってしまった一枚。
冬場とか、皆んなで帰る時に撮った。
白い息をはいて、物凄く寒い中、皆んなで帰った。
そんな、微笑ましい思い出はもう、しまうしかない。
"写真て、なんか、すんごく、思い出みたいで素敵でしょ!"
"思い出みたい"じゃなくて、"思い出なの"。
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水無月のぞみ - あのグズさっさといなくなればいいのに！ (8月3日 19時) (
レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
うさぎりんご - あの！このお話はもう更新しないのですか？失礼を承知なのですが続きがとても気になります…もしよければ続きを書いていただけませんか？ (2022年3月24日 18時) (レス) @page8 id: 5a928aef25 (このIDを非表示/違反報告)
(o´･ω･`o)(プロフ) - めっちゃ気になるとこで終わった……続き楽しみだったのに… (2021年5月5日 16時) (レス) id: 1f4799768f (このIDを非表示/違反報告)
ワグマン - 終わってまうんですか、もっとみたいです(* >ω<)応援してます(*^^*) (2020年8月11日 12時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - え〜！ここで終わり何ですか？続き見たいです！更新頑張ってください！応援してます!! (2020年6月25日 18時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェスト
| 作成日時：2020年1月3日 2時
