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*you side
「…」
そらる「…」
何故だ。
何故、こんなに無言でゲームをしているんだ。
こうなったのにはもちろん訳というものがある。
放課後になり、帰ろうとしたが、そらるくんに一緒にゲームしようと言われどうせ帰っても暇だし「良いよ」と答えた。
それから私たちは無言でゲームをしている。
そして今に至る。
はあぁ…なんで誘われたんだ、私は。
札山さん、今日確か委員会だよね。
ああ…札山さんのこと待ってるのかな。
「…」
そんなことを思っているとそらるくんが長く続いていた沈黙を破った。
そらる「あ、のさ…」
「なんですか〜?」
そらる「そ、の…昨日はごめん。」
「えっ…」
そらる「その…えっと……Aとゲームしてる時に凪沙にカラオケ誘われて行ったこと」
「あ、ああ…良いよ、楽しかった?」
そらる「うん」
「なら良かった!」
嘘。
そんなこと思ってない。
本当はもっと一緒にゲームしていたかった。
楽しくゲームをしていたかった。
ごめん、ごめんね。
そらるくん…
そらる「なんか、楽しいよね」
「ふはっwそっか!」
伝えたい。
けれど、もう良いや。
このままの関係で、それでいいや。
そらる「雨音が煩くて気がつかなかったよ」
「…へ?」
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Ruina@そらなー - チェストさん!!貴方は小説の神様なんですか!?いつもいつも私の好きなような作品を作ってくれて!!!!! ありがとうございますm(_ _)mこれからも頑張ってください! (2018年10月30日 16時) (レス) id: 4f718e1884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チェスト | 作成日時:2018年10月28日 19時